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2020年の欧州・中東・アフリカのスマホ市場は落ち込むもiPhoneは成長

iPhone12シリーズの画像
 
2020年の欧州・中東・アフリカ(EMEA)のスマートフォン市場は、新型コロナウイルスにより、落ち込みを見せました。そのなかでもAppleのiPhoneはシェアを伸ばしたとのことです。

過去6年間で最悪のパフォーマンスだったEMEA市場

調査会社のIDCによると、2020年のEMEAスマートフォン市場は前年比4.2%減の3億4,520万台に落ち込んだそうです。これは過去6年間で最悪のパフォーマンスです。
 
落ち込みの原因は、世界的な新型コロナウイルスによるパンデミックであるとしています。
 
欧州だけで見ても、市場は4.9%減の1億9,520万台でした。

Appleの市場シェアは10%成長

この状況のなかでもAppleの売り上げは好調であり、前年比10%の成長を記録しました。
 

 
この理由として、iPhone12シリーズがすべて5G対応であったことが挙げられています。ヨーロッパの2020年第4四半期(10月~12月)において、Appleはこれまでで最高の売り上げを記録したとのことです。
 
市場シェアランキングはSamsungが28.9%のシェアでトップ、次いでAppleが15.4%、Transsionが13.6%、Xiaomiが11.9%などとなっています。Transsionは前年比31.1%、Xiaomiは前年比64.4%と、それぞれ大きな成長を見せたとのことです。
 
アメリカによる制裁の影響を受けるHuaweiは35.8%のマイナス成長で、シェアランキング5位にまで後退しました。
 
2021年の欧州スマートフォン市場はわずかに成長すると予測されています。

 
 
Source:IDC via AppleInsider
(ハウザー)

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