Gateboxは3月8日、大型キャラクター召喚装置「Gatebox Grande」(ゲートボックス グランデ)を法人向けサービスとして発表した。特設サイトと紹介ムービーを公開するとともに、導入を検討する企業・施設からの問い合わせ受付を開始した。
Gatebox Grandeは、Gateboxキャラクター「逢妻ヒカリ」(あづまひかり)や企業のオリジナルキャラクターなどを等身大サイズで召喚し、コミュニケーションを行えるという大型キャラクター召喚装置。キャラクターが本当にそこに「いる」と感じられる独自の映像表現技術とセンサー技術を組み合わせ、人が近づくとキャラクターが自律的に挨拶をしたりインタラクティブなやり取りを行えるという。
同社によると、かねてより法人から「等身大キャラクターを店舗や施設で表現したい」というニーズがあり、その要望に応えたそうだ。店舗・施設での接客、商品やサービスの紹介に活用することで、来店客に未来のおもてなし体験を提供できるとしている。
高さ約2mの65型有機ELディスプレイを採用し、4K画質の高精細キャラクターを等身大で召喚
Gatebox Grandeは、キャラクターが本当に「いる」と感じられるような実在感にとことんこだわって生み出したデバイス。
特殊な加工を施した、高さ約2mの65型OLED(有機EL)ディスプレイと、専用の大型フロントパネルを採用することで、高精細なキャラクターが本当にいるかのような体験を実現することに成功したという(特許申請中)。
また、Gatebox Grandeは深度センサーを搭載しており、近づいた人の距離を検知できる。これにより、人が近づくとキャラクターが自動的に挨拶をしたり、商品やサービスを紹介するなどのインタラクティブな接客体験が可能となっているという。ただ映像を流すだけではない、キャラクターの声や表情が加わった、温かみのある接客を来店客に提供できるという。
また奥行きサイズを1m以下(730mm)に抑えることに成功し、一般的な店舗や展示コーナーなどでも設置しやすいとしている。
-
- 映像表示:OLED(有機EL)ディスプレイ(特殊表示。特許出願中)
- 最大表示:1407.5×804mm
- オーディオ:40W×2(ステレオ)
- センサー:カメラ、マイク(オプション)
- 通信:有線LAN
- 外部入力:USB 3.0×2
- 対応言語:日本語(他言語は応相談)
- サイズ:幅1010×高さ2020×奥行き730mm(本体のみ)、幅240×高さ1050×奥行き240mm(スピーカー)
- 重量:230kg(本体)、8.5kg(スピーカー)
- 電源:AC 100V / Max 1000W
Gateboxは、「Living with Characters」をビジョンに掲げ、キャラクターと一緒に暮らせる世界の実現を目指して活動を行うスタートアップ企業。現在は、キャラクターとのコミュニケーションを可能にするキャラクター召喚装置「Gatebox」の企画・開発・販売を手がけている。
関連記事
・“俺の嫁”ロボ「Gatebox」のハード設計者が作った、自動衣類折りたたみ家具「INDONE」
・LINEがAI基盤「Clova」を発表、今夏にはスマートスピーカーも発売——さらに「Gatebox」も子会社化
・好きなキャラと生活できる“バーチャルホームロボット”の「Gatebox」、期間限定の予約販売を開始
・オタクの夢を詰め込んだプロダクト——ホログラムのキャラとコミュニケーションできる「Gatebox」がお披露目
・少人数で多拠点の遠隔接客を実現する「RURA」運営のタイムリープが1.8億円調達
・オンラインで「人対人」の接客を実現するオモチャデバイス「KARTE GATHER」
・新築物件のオンライン接客を支援、VR内覧システム「ROOV」が数億円規模の資金調達
・オリィ研究所が分身ロボット利用の新しい働き方を開拓するプロジェクト公開、パイロットを募集
カテゴリー:IoT(用語)
タグ:AI / 人工知能(用語)、Gatebox、
日本(国・地域)
- Original:https://jp.techcrunch.com/2021/03/08/gatebox-grande/
- Source:TechCrunch Japan
- Author:Takashi Higa