海外メディアは、サイバーセキュリティ大手McAfeeの創業者、ジョン・マカフィー氏がTwitterを悪用した暗号通貨の詐欺容疑で起訴されたと報じました。
暗号通貨の詐欺容疑
米大手メディアCNNによると、マカフィー氏は自身のTwitterにおいて暗号通貨について宣伝し、不当に価格を吊り上げた後に高値で売り抜ける手法で、多額の金銭を違法に稼いでいました。
米司法省は3月5日、公式ホームページでマカフィー容疑者を起訴したと発表しました。
発表資料によると、マカフィー容疑者が率いる「暗号通貨チーム」は、アルトコインと呼ばれるマイナーな暗号通貨の取引を行っており、違法な宣伝を行い、所有する通貨の価値を上昇させた後に売り払い、1,300万ドル(約14億円)以上の違法な利益を得ていました。
その後、暗号通貨の価値は下落しており、多くの人が損害を被った可能性があります。
影響力を悪用
マカフィー容疑者の公式Twitterアカウントは記事執筆時点で105万人のフォロワーがおり、影響力の大きさを悪用した模様です。
さらに、実際は報酬を受け取っていたにもかかわらず「利害関係が無い」立場であると偽って宣伝したことや、マネーロンダリング等、複数の容疑がかけられています。
CNNによると、全ての容疑において有罪となった場合、最大100年間の有期刑や、罰金を課せられる可能性があります。また、別容疑により現在スペイン国内に勾留されています。
マカフィー容疑者はMcAfeeを創業するなど、サイバーセキュリティーの先駆者として知られていますが、CNNによると今までも風変りな言動が話題を呼んでいました。なお、現在ではMcAfeeとは無関係となっています。
マカフィー氏は75歳という高齢のため、有罪となり刑務所に収容された場合は辛い状況となりそうです。
Source:米司法省 via CNN
Photo:ジョン・マカフィー / Twitter
(seng)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania