2020年のワイヤレス通信インフラ市場は、アメリカや欧州などの国々が中国の会社を排除するような決定を下したにもかかわらず、Huaweiが首位であったとのことです。ランキングの顔ぶれは前年から変わらず安定していますが、過去10年間で最も高い成長率となりました。
Huaweiが31%のシェアを獲得し首位
市場調査会社のDell’Oroによると、2020年における世界のワイヤレス通信インフラ市場は前年比で7%成長し、過去10年間で最も高い成長率となったとのことです。
このなかでHuaweiは3%ポイント増の31%のシェアを獲得し、首位を維持しています。
アメリカやほかのいくつかの国(主に欧州)が自国の通信事業者に中国企業を排除するよう強制する決定を下したにもかかわらず、Huaweiはシェアを伸ばしました。
また、2019年から2020年にかけてランキングに入っている企業の顔ぶれは安定しており、Huawei、Nokia、Ericsson、ZTE、Cisco、Ciena、Samsungの上位7社で市場全体の80%~85%を占めているとのことです。
中国以外ではEricssonとNokiaが強い
中国以外の地域でのシェアについて見てみると、Huaweiは昨年から2%ポイント減少し、20%のシェアでした。
これに対して、Ericssonは2%ポイント増の35%、Nokiaは1%ポイント増の25%となっています。
2021年のワイヤレス通信インフラ市場は楽観視されており、世界市場全体の成長率は3%から5%になると予測されています。
Source:EETimes
Photo:Pixabay
(ハウザー)
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