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Instagram、10代向けに保護機能を導入。一部成人ユーザとの交流制限も

Instagram
 
Instagramは現地時間3月16日、「若者の保護」を目的とした新しいツールを導入し、いくつかの設定に変更を加えたことを発表しました。変更点の中には、成人が自分をフォローしていないティーン(18歳未満のユーザー)にDMを送ることができなくなるというものがあります。

Instagram、「保護者ガイド」を公開

Instagramは、非営利団体「Child Mind Institute」及び「ConnectSafely」と提携して米国で新しく「保護者ガイド」を公開したことを発表しました。このガイドには、保護者とティーンに向けたアプリの適切で安全な使用方法が記載されています。
 
この新しいガイドは、既存の英国、フランス、イタリア、ドイツ、スペイン向けのものに加え、アルゼンチン、ブラジル、インド、インドネシア、日本、メキシコ、シンガポール向けにも提供されており、将来的にはさらに多くの地域で展開される予定です。
 
Instagramの利用規約では、アカウントを作成するためには13歳以上である必要がありますが、一部のユーザーは生年月日を偽り、この条件を回避しています。
 
この問題に対処するためInstagramは、一部の新規ユーザーに年齢認証を求めていますが、現在は人工知能を利用して、10代の若者の安全性を確保し、年齢に応じた新しい機能を適用させるという対策を講じています。

成人ユーザーとティーンユーザーの交流を制限

年齢に応じた新しい機能の1つとして、お互いにフォローしていない成人とティーンユーザーとの交流が制限されるというものがあります。Instagramによると、成人ユーザーが自分をフォローしていないティーンユーザーにDMを送ろうとすると、「このアカウントがあなたをフォローしない限り、メッセージを送ることはできません」と表示されるとのことです。
 
さらに、ティーン向けに「安全通知」機能が追加されています。
 
DMの安全通知機能は、潜在的に疑わしい行動をとっている成人ユーザーが、ティーンユーザーとDMで交流しているときにティーンに通知されるものです。例えば、成人ユーザーが18歳未満のユーザーに大量の友達リクエストやメッセージリクエストを送信している場合、DM内で受信者に警告し、会話を終了するか、ブロック、報告、制限するかを選択できるようにします。
 
なお、Instagramによるとティーンユーザーとの交流に疑わしい行動が見られる成人ユーザーの場合、10代の若者を見つけてフォローすることが難しくなるとのことです。その他、Instagramはティーンユーザーに対して、アカウントを非公開にし、承認した人だけが写真やビデオを見ることができるようにすることを推奨しています。
 
 
Source:MacRumors
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