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Apple、ロシアで販売されるiPhoneへの国産ソフトプリインストールを認める

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Appleが、ロシアで販売されるMacやiPhoneなどのAppleデバイスについて、ロシア産アプリをプリインストールするオプションを提供することがわかりました。

ロシア政府推奨アプリのプリインストール・オプション

Bloombergによると、現地時間2021年4月1日より、ロシア国内でiPhoneやiPad、Macを購入すると、設定時にApp Storeに新しいページが登場し、ロシア製ソフトウェアのインストールを勧めるオプションが表示されるようになります。Appleが現地時間3月16日に明らかにしました。
 
インストールが推奨されるアプリはロシア政府が勧めているものと思われますが、AppleはApp Storeのレビューガイドラインに沿ったアプリだとしています。

4月1日より法律が施行

ロシアでは4月より、iPhoneを含むすべてのスマートフォン、コンピューター、スマートTVに、国産ソフトウェアのプリインストールを義務付ける法律が施行されます。同法は2019年に成立、当初は2020年7月からの施行が予定されていましたが延期され、2021年4月から施行されることとなりました。
 
Appleがデバイスの設定時に、App Store以外のアプリのインストールを可能にするのは初めてのことです。

国民の監視が目的か

以前のOSアップデートでは、中国で別のマップビューを追加するなど、国や地域特有の機能を加えたことはありますが、App Store以外のアプリのインストールを許可したことはありませんでした。
 
ロシア製アプリのインストールはあくまでオプションですが、ロシア政府は近年、国民が政府の監視の目をかいくぐり、プライベートで通信する行為の取り締まりを強化しています。インストール推奨アプリは、政府が国民を監視するためのものではないかとも言われています。

 
 
Source:Bloomberg
(lunatic)

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