株式会社⾃律制御システム研究所(ACSL)と株式会社エアロネクストは、2020年8月に物流特化型ドローンの共同開発と量産に向けた契約を締結している。そしてこのたび、エアロネクストの機体構造設計技術「4D GRAVITY」を搭載した物流用ドローンの最新試作機を発表。
同時に、ACSL・エアロネクストと業務提携している株式会社ACCESSを加えた3社で、物流用ドローン向けのソフトウェア開発を進めること明らかにした。
物流専用ドローン
これまで物流用途で使用されてきたドローンは、空撮用など汎用機のペイロードを荷物に置き換えたかたちが主流で、物流用途に最適化された機体とはいえなかったようだ。
そんななか誕生したこの試作機は「4D GRAVITY」を搭載することにより物流専用といえる機体となった。なお、同機の最大離陸重量は25kg、標準ペイロードは5kg となっている。
レベル4対応のソフトウェア
このたび、試作機を開発したACSL・エアロネクストにACCESSを加えて、物流用ドローン向けのソフトウェアの開発に取り組むという。
このソフトウェアは、物流用ドローンにおけるレベル4(有人地帯での補助者なし目視外飛)に対応し、天候などの配送ルートの状況による最適配送ルートプランニング機能、物流管理システムとの連携機能を有しているものになるとのこと。
3社は今後、この試作機の本格的な量産に向けて実証検証を重ね、いち早い社会実装を目指して開発を進めていく構えだ。
PR TIMES(株式会社エアロネクスト)
PR TIMES(株式会社ACCESS)
- Original:https://techable.jp/archives/150764
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口