世界第2位の半導体ファウンダリであるSamsungがHuaweiの新しいシステム・オン・チップ(SoC)を製造するという情報が出てきました。Kirin 9000Lと呼ばれるこのSoCはKirin 9000の下位版に位置づけられるスペックのようです。
クロックが遅く、NPUとGPUが小さいKirin 9000L
HuaweiのフラッグシップSoCであるKirin 9000には、すでに下位版であるKirin 9000Eが存在しています。Kirin 9000Lはこの9000Eよりもさらに下位に位置づけられるSoCのようです。
それぞれの仕様の違いは以下のようになっています。
Kirin 9000 | Kirin 9000E | Kirin 9000L | |
---|---|---|---|
高速CPUの動作周波数 | 3.13GHz | 3.13GHz | 2.86GHz |
NPU構成 | 大型コア x 2 + 小型コア x 1 | 大型コア x 1 + 小型コア x 1 | 大型コア x 1 + 小型コア x 1 |
GPUのコア数 | 24 | 22 | 18 |
NPUはNeural Processing Unitの略で、人工知能(AI)の処理をするためのユニットです。
Samsungの5nmプロセスで製造?
Kirin 9000およびKirin 9000EはTSMCで製造されていましたが、Kirin 9000LはSamsungの5ナノメートル(nm)プロセスで製造されると報じられています。
ただし、Samsungもアメリカの輸出規制の影響を受けているため、Kirin 9000Lを本当に製造できるかどうかは明らかではありません。
Kirin 9000LはHuawei P50シリーズに搭載されるといわれています。
Source:Weibo via PhoneArena
(ハウザー)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania