Qualcommの新しいスマートフォン向けシステム・オン・チップ(SoC)であるSnapdragon 860の詳細が明らかになりました。基本的には2019年のフラッグシップSoCであったSnapdragon 855のオーバークロック版のようです。
CPUクロックが2.96GHzに向上
このSnapdragon 860は2019年にQualcommのフラッグシップSoCであったSnapdragon 855からCPUクロックを向上させたものになります。
Snapdragon 855のKyro 485 CPUが2.84GHz駆動であったのに対し、860は2.96GHzです。これはSnapdragon 855+と同じ動作周波数となっています。
製造プロセスも855や865、870とおなじ7ナノメートル(nm)プロセスです。
ほかの差分としては、RAMが最大16GBまでのサポートとなり、超広角レンズナイトモード、セルフィーナイトモード、デュアルビデオなどの新しいカメラ機能をサポートするようになった点が挙げられます。
5G通信には非対応です。
QualcommはSnapdragon 865/865+を高クロック化したSnapdragon 870を発表しており、以前の製品を高クロック化して再び販売する戦略を進めているようです。
Xiaomi POCO X3 Proに搭載
このSnapdragon 860はXiaomi POCO X3 Proに搭載されてデビューします。
POCO X3 Proには6.67インチのFull HD+解像度のディスプレイ(120Hz駆動)が搭載され、価格はストレージが128GBのモデルで249ユーロ(約32,341円)です。
OSとしてはAndroid 11ベースのMIUI 12が搭載されます。
Source:XDA-Developers
(ハウザー)
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- Source:iPhone Mania
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