チームラボは「TikTok」をメインパートナーに迎え、アートとサウナを掛けあわせた新たな展覧会「チームラボ & TikTok, チームラボリコネクト:アートとサウナ 六本木(TikTok チームラボリコネクト)」を2021年3月22日に東京・六本木にてオープン。
「世界と時間に再びつながる」というコンセプトのもと、これまでにない身体感覚でのアート体験を提案する。なお、会期は8月31日まで。
「ととのう」という最高の状態
この新たな感覚は、温冷交代浴によってもたらされる脳科学的にも非常に特殊な状態であり「ととのう」と表現される。「ととのう」ことで感覚が鋭くなり、頭はすっきりし、美しいものをよりいっそう美しく感じられるようになるというのだ。感覚を研ぎ澄まし、アートと一体化することで世界と時間に再びつながること(リコネクト)を目指す。
展示作品のなかには、自然界の法則を超えた現象「超自然現象」と、それによる認知そのものの変化を表現にしたチームラボの新プロジェクト「Supernature Phenomenon」をテーマとする作品群が含まれている。例えば、万有引力に逆らうような作品を鋭い感覚で見たとき、人々の認知に変化が起こり「日常とは違った状態」へと導くと考えているようだ。
ほかにも、チームラボではおなじみのリアルタイムに描かれて2度と同じ姿を見せない作品や、TikTokとのコラボレーション作品などが公開されている。
展示作品を見てみよう
サウナエリアでは、『呼応するランプのアレイとスパイラル – ワンストローク, Metropolis Tokyo』を見られる。これは、ランダムに配置されたランプが人に呼応して光り音を響かせながら次々に伝播していき、やがて一筆書きできる一本のつながった線となる作品だ。
冷水エリアには、円相が生まれ、身体ごとその円相のなかに入ったり通り抜けたりする作品『円相に迷い込んで』『円相を通り抜けて』が並ぶ。ゆがみない完全な円はどこまでいっても完全な真円が続くとか。
アート浴エリアでは、光の結晶のようなものが無数に浮遊する『生命は結晶化した儚い光』を展示。上昇・下降・静止する結晶は、触れると壊れて空間全体に広がるという。ほかにも、万有引力に逆らう球体が空間に浮かぶ『空中浮揚』や、花の誕生と死を表したリアルタイムに描かれ続ける作品『降り注ぐ雨の中で増殖する無量の生命』などが展示されている。
ちなみに、サウナ室は女性専用サウナも含め計7室を用意。温度・湿度のほかBGMの有無、ロウリュの有無、白樺・ジュニパー・松・ジンジャーの天然アロマなどさまざまな組みあわせを楽しむことができる。
TikTokとのコラボ作品は外でも楽しめる
この作品では、「TikTok」アプリのカメラ越しに見えている世界に、リアルタイムに実空間の環境に影響を受けた花々が咲き、散っていく。例えば、空の下の広い場所では大きな花が、限られた部屋のなかなら小さな花が咲くという。また、花々の輪郭は実際の空間の光に影響を受けて輝くようだ。
PR TIMES(チームラボ株式会社)
PR TIMES(Bytedance株式会社)
- Original:https://techable.jp/archives/150994
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口