平成初期に子ども時代を送った世代なら、思わず「懐かし〜い!」の声が漏れそうなプラモがこの夏登場。2000年代に一大ブームを巻き起こした『遊☆戯☆王』の作中に登場した千年パズルを、作品の世界観に忠実に再現した「ULTIMAGEAR(アルティマギア) 千年パズル」(3850円)がそれ。BANDAISPIRITSよりこの8月発売予定です。
同社がこれまで培ってきた開発技術を駆使し、劇中アイテムの魅力をプラモデルで徹底再現するシリーズ…とのことですが、でもプラモデルなのに完成までの手順が書かれていないってどういうこと?
BANDAISPIRITSがこの夏立ち上げる「ULTIMAGEAR」は、作品の鍵となる劇中登場アイテムをモチーフとする新機軸のプラモデルブランド。アニメや漫画、映画などに登場したアイテムを、プラモデルならではの発想と技術で忠実に再現。さらにその製作行程のなかで、複雑な構造やギミック、質感などを自らの手で感じながら、作品の世界観を追体験することができるという新感覚のブランドです。
記念すべき第1弾として選ばれたのが、『遊☆戯☆王』に登場する千年パズル。原作は1996〜2004年まで『週刊少年ジャンプ』にて連載され、テレビアニメはシリーズ化され現在も放送される人気作。作品をモチーフとしたカードゲームは、社会現象とも呼ぶべき大流行を巻き起こしました。
千年パズルとは、作中に登場するキーアイテムのひとつ。非常に難易度の高いパズルとされており、主人公・武藤遊戯は完成させるまでに8年間かけたほど。このパズルの完成によって、遊戯に別人格(古代エジプトのファラオ)の魂が宿り、壮大な物語の扉を開くという重要なアイテムです。
今回発売の「ULTIMAGEAR 千年パズル」では、その組み立ての難しさをリアルに再現すべく、二段階の製作行程をとっているのが大きなポイント。最初はランナーからパーツを外し、それぞれのパズルのピースを組み上げていきます。パズルピースは全部で33ピース、ここまでの工程は取扱説明書に書かれています。
しかし問題はこのあと。すべてのパズルピースが用意できた後の千年パズルとしての完成手順は、取扱説明書にも記されていません。ユーザーは、主人公の遊戯さながら自ら手を動かして、無数に存在する組み合わせパターンから正しい手順を探し当て、完成を目指すというのです。
完成サイズは全長約10cm、「正直首にかけるにはでかいよな〜」というボリューム感も、作品の世界観をリアルに体現しています。あなたも8年かけて完成させてみる?
(C)スタジオ・ダイス/集英社・テレビ東京・KONAMI
<文/&GP>
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- Original:https://www.goodspress.jp/news/361876/
- Source:&GP
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