大手キャリアの低価格新プランを皮切りに、格安SIM各社もさまざまな新プランを発表しており、スマートフォンのプラン見直しを検討されている方にとって悩ましい時期ではないでしょうか。
老舗MVNOサービスのIIJmioから、新プラン「ギガプラン」が発表されました。音声つきSIMが2GB 税込858円(税別780円)と格安SIMキャリアでも屈指の安さですが、大容量データ20GBプランでも税込2,068円(同1,880円)と、大手新プランよりも安い価格設定です。
複数デバイスを使い分けるユーザーにも、iPhoneを可能な限り安く運用したいユーザーにも、それぞれの使い方にぴったり合う選択肢となりそうな「ギガプラン」。その安さの秘密に迫るべく、徹底的に調べてみました。
※記事中の価格表記は税込価格と税別価格を併記しています。
4つのSIMタイプ+5つのデータ容量=「ギガプラン」
IIJmioの新プラン「ギガプラン」は、家族割などの複雑な割引や、加入から一定期間だけの期間限定割引などはなく、シンプルでわかりやすく、契約当初からずっと同じ料金のプランです。光回線「mioひかり」契約者の場合は、mio割として月額税込660円(税別600円)割引が適用されます(※1)。
※1 ギガプランを複数契約していても、IIJmioひかり1回線に対しての割引になります。
SIMタイプは、データ通信と音声通話が利用できる「音声SIM」、データ通信とSMSが利用できる「SMS SIM」、データ通信のみに特化した「データ専用SIM」と、eSIM対応機種で使えるデータ通信専用の「eSIM」の4タイプから選べます。
データ容量は使い方に応じて選びやすい2GB、4GB、8GB、15GB、20GBの5つのラインアップです。データ容量が余った場合は翌月末までくりこし可能で、データ容量を追加する場合は1GBあたり税込220円(税別200円)で購入できます(※2)。
※2 データ追加(1GB/200円(税別))は2021年6月以降提供予定。追加したデータ容量の有効期限は、追加した当月末までです。
月額料金 (税込) |
2GB | 4GB | 8GB | 15GB | 20GB |
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音声SIM | 858円 (税別780円) |
1,078円 (税別980円) |
1,518円 (税別1,380円) |
1,848円 (税別1,680円) |
2,068円 (税別1,880円) |
SMS SIM | 825円 (税別750円) |
1,045円 (税別950円) |
1,485円 (税別1,350円) |
1,815円 (税別1,650円) |
2,035円 (税別1,850円) |
データSIM | 748円 (税別680円) |
968円 (税別880円) |
1,408円 (税別1,280円) |
1,738円 (税別1,580円) |
1,958円 (税別1,780円) |
eSIM | 440円 (税別400円) |
660円 (税別600円) |
1,100円 (税別1,000円) |
1,430円 (税別1,300円) |
1,650円 (税別1,500円) |
音声SIMは4GBプランでも税込1,078円(税別980円)と低価格で、格安SIM各社が発表した新料金プランのなかでも最安値水準です。大容量の20GBでも税込2,068円(税別1,880円)と、大手キャリアの新プランよりも安い料金です。
オプションサービスとして、1回10分まで(月額税込913円、税別830円)または1回3分まで(月額税込660円、税別600円)通話し放題となる「通話定額オプション」、セキュリティ対策アプリや留守番電話などの「モバイルオプション」のほか、5G通信が利用できる「5Gオプション」も2021年6月より提供開始予定です(オプション料無料)。もちろん他社へののりかえ(MNP)手数料、2年しばりなどの契約解除料も無料です。
iPadなどタブレット端末にもおすすめ!
iPadなどのタブレット端末、ノートPC用にモバイルWiFiルータなどでも、「ギガプラン」は相性が良くおすすめです。
データ専用プランとeSIMプランで、各端末に適した機能とデータ量を選択できます。データ専用20GBプランで税込1,958円(税別1,780円)。eSIM対応のiPadであれば20GB 税込1,650円(税別1,500円)で利用できます。
iPadでSIMカード、またはeSIMでのモバイルデータ通信を利用するには、Wi-Fi+セルラーモデルであることが前提となりますが、Wi-Fi利用できないシーンでも気軽にデータ通信できます。
iPadの機種によって、SIMカードを入れるタイプ、Apple SIMを内蔵するタイプ、eSIMに対応したタイプと、対応状況が異なります。
大手キャリア新プランとサービス・料金を比較!
大手キャリアの新プランと比較してみました。サービス面では、申し込み方法がオンラインであることや、キャリアメールが提供されないなど共通点は多く、価格で比べても「ギガプラン」のほうが安く利用できます。
IIJmio | ソフトバンク | KDDI | ドコモ | ||||
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ブランド名 | ギガプラン | LINEMO | povo | ahamo | |||
サービス 開始時期 |
2021年 4月1日 |
2021年 3月17日 |
2021年 3月23日 |
2021年 3月26日 |
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データ容量 月額料金 (税込) |
音声 | SMS | データ | eSIM | ― | ― | ― |
2GB | 858円 (税別780円) |
825円 (税別750円) |
748円 (税別680円) |
440円 (税別400円) |
|||
4GB | 1,078円 (税別980円) |
1,045円 (税別950円) |
968円 (税別880円) |
660円 (税別600円) |
|||
8GB | 1,518円 (税別1,380円) |
1,485円 (税別1,350円) |
1,408円 (税別1,280円) |
1,100円 (税別1,000円) |
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15GB | 1,848円 (税別1,680円) |
1,815円 (税別1,650円) |
1,738円 (税別1,580円) |
1,430円 (税別1,300円) |
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20GB | 2,068円 (税別1,880円) |
2,035円 (税別1,850円) |
1,958円 (税別1,780円) |
1,650円 (税別1,500円) |
2,728円 (税別2,480円) |
2,728円 (税別2,480円) |
2,970円 (税別2,700円) |
データ容量 超過後 の速度 |
最大300kbps | 最大1Mbps | 最大1Mbps | 最大1Mbps | |||
データ追加 (税込) |
1GB 220円 (税別200円) (データ追加機能は2021年6月以降提供予定) |
1GB 550円 (税別500円) |
1GB 550円 (税別500円) |
1GB 550円 (税別500円) |
|||
利用できる ネットワーク |
4G/5G (5Gは2021年6月以降提供予定) |
4G/5G | 4G/5G (5Gは2021年夏対応予定) |
4G/5G | |||
通話料 (税込) |
みおふぉんダイヤル利用時 国内通話 11円/30秒 (税別10円/30秒) 国際通話 11円/30秒 (税別10円/30秒) 同一契約名義間 国内通話 9円/30秒 (税別8円/30秒) |
22円/30秒 (税別20円/30秒) |
22円/30秒 (税別20円/30秒) |
22円/30秒 (税別20円/30秒) |
|||
通話定額 オプション (税込) |
1回3分まで 660円 (税別600円) 1回10分まで 913円 (税別830円) |
1回5分まで 550円 (税別500円) 24時間 1,650円 (税別1,500円) |
1回5分まで 550円 (税別500円) 24時間 1,650円 (税別1,500円) |
1回5分まで 基本料に含む 24時間 1,210円 (税別1,100円) |
|||
テザリング | 追加料金なし | 追加料金なし | 追加料金なし | 追加料金なし | |||
キャリア メール |
なし | なし | なし | なし | |||
eSIM対応 | 対応 ※データ通信専用 |
対応予定 | 対応予定 | 未定 | |||
申し込み 方法 |
オンライン、家電量販店店頭 ※2021年6月以降提供予定 |
オンライン限定 (LINE、Webサイト) |
オンライン限定 (Webサイト) |
オンライン限定 (専用アプリ、Webサイト) |
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サポート 対応 |
Webサイト、専用アプリ | Webサイト、LINE | オンライン | Webサイト、専用アプリ |
気になるのは通信品質でしょうか。大手キャリアの新プランは、5G通信(※提供エリアは限られます)に対応するほか、親ブランドと同じ通信品質で提供されるため、高速通信を低価格で利用したい方にとって魅力的な選択肢です。
IIJmioの「ギガプラン」でも、5G通信が追加料金なしで利用できます(※3)。
※3 5G通信は2021年6月より提供開始。eSIM、SMS機能つきSIM(タイプD)では利用できません。
家族とも自分ともうまく分け合う「データ容量シェア」機能
「ギガプラン」で利用できる「データ容量シェア」(※4)機能では、1つのmioIDに対して最大10回線までデータ容量のシェア(共有)ができます。
例えばデータ容量4GBの回線、8GBの回線、15GBの回線を契約している場合は、通常は各回線のSIMカードを入れている端末で、それぞれのデータ容量しか使えません。
しかし「データ容量シェア」機能を適用すると、合わせて27GBをそれぞれの端末で共有して利用できます。各回線の契約プランは、データ容量や物理SIM、eSIMといったSIMの種類が異なっても、”データ容量の枠を組み合わせる”ような形でシェアできます。
※4 データ容量シェア機能は2021年6月の提供開始予定です。
データ容量シェアの活用イメージを、さまざまなパターンで考えてみましょう。
スマホ・タブレットなど複数端末で賢くデータシェア!
例えば、メイン利用しているスマホのほかに、時々利用するタブレット、外出時に利用するモバイルルーターを契約しているとしましょう。
スマホの「ギガ」が足りないとき、フリーWi-Fiを探したり、それぞれの端末で余ったデータ容量をテザリングしてみたり、もしくは諦めてデータ容量を追加購入したりと、いろいろと面倒なことをしていたと思います。
そんなとき、「データ容量シェア」機能を活用すれば、それぞれの端末で余ったデータ容量を利用できます。複数の端末でデータ通信を行う方に、賢くデータ容量を利用できるおすすめの機能です。
家族みんなで無駄なくデータシェア!
家族でIIJmioのプランを利用する場合にも、「データ容量シェア」機能はおすすめです。
出張の多い方やリモートワークの方、動画視聴の多い方など、家族それぞれその人に合ったプランにすると、データ容量やSIMの種類が異なる場合もあります。月々の利用データ量に応じて毎月見直しするのは面倒ですし、よく利用する月にあわせて多めにデータ容量を契約している方も多いのではないでしょうか。
家族のなかで”ギガ”が足りない方、余らせている方がいたら、それぞれのプランの見直しをすることが一般的ですが、「データ容量シェア」機能を活用すると、プラン変更する必要なく、余らせているデータ容量をいつでも家族にシェアすることができます。
お得なキャンペーンも!iPhone、iPadなど未使用・美品も購入可能
「ギガプラン」の料金形態は理解できたけれど、対応するSIMフリー端末やeSIM対応端末は持っていないから、新たに購入が必要になるなら最初は費用がかかりそう…と心配された方もいるかもしれません。
しかしIIJmioでは、iPhoneやiPadをはじめとした、スマホやタブレットのセット購入もできます。取り扱っているのは未使用・美品の”新古品”です(Android端末は新品)。のりかえ(MNP)限定セールなどのキャンペーンも実施されており、iPhoneやiPadが安く入手できる貴重な機会です。
ひとりひとりの”今の使い方”にぴったり合う「ギガプラン」
IIJmioの「ギガプラン」は、基本プランをシンプルでわかりやすく、そして低価格に設定したプランです。通話定額や留守番電話機能などは必要に応じてオプションで追加できます。
音声通話が必要な方もそうでない方も、データ通信をよく利用する方もそうでない方も、契約時から利用環境などの変化でプラン変更する際にも、ユーザーひとりひとりの”今の使い方”に合ったデータ容量、SIMタイプを選べる自由度の高さが、他のキャリアにはない「ギガプラン」の良さでしょう。
いつでもデータ容量を分け合える「データ容量シェア」機能はIIJmioならではの機能で、ご家族での契約を検討されている方や、複数デバイスを利用される方におすすめです。
スマホのプランに不満はなかったけれど、大手キャリアなどが低価格な新プランを発表していて徐々に気になり始めた、でもどのキャリアのどのプランが自分に合っているかわからない…とお悩みの方にこそ、IIJmioの「ギガプラン」は選んで損はしないおすすめプランです!
新規申し込みは4月1日(木)午前10時より受付開始
「ギガプラン」の新規申し込みは、4月1日(木)午前10時よりオンラインで受付開始となります。ビックカメラ、ヨドバシカメラなど大手家電量販店ではパッケージでの新規申し込みも可能で、2021年6月以降は家電量販店店頭でも即日開通が可能になる予定です。
またすでにIIJmioを契約中の方は、2021年4月1日(木)よりプラン変更申し込みが可能になり、同5月1日(土)より新プランが適用開始されます。
「ギガプラン」の詳しい情報、お申し込みを検討される方はIIJmio公式サイトをチェック!
(asm)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-352640/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania