チューニング株式会社が提供する音楽SNS「Chooning」が順調に成長しているようだ。同サービスは、2020年9月にiOS版アプリを、2021年1月にAndroid版アプリをリリース。そして3月には総投稿数10,000件、ユーザー数3,000人を突破し、海外ユーザーの割合も高まっているという。
これを受け同社は、増加するユーザーのニーズにあわせた新機能の開発に注力し、一部機能をすでに実装した。
「Chooning」とは?
「Chooning」では、Spotifyアカウントを連携することでSpotifyで聞いた楽曲が表示される。そのなかの楽曲を選び、300字以内の感想などのテキストを入力することで、自動的にサンプル音源やアートワークが設定され楽曲情報とテキストコンテンツが一体となった投稿が完成するという仕組み。
ほかのユーザーの投稿を「お気に入り」にすると、その楽曲をSpotifyに自動保存し、月ごとにプレイリストを作成するという機能もおもしろい。また、メンション機能やハッシュタグ機能などもあり、趣味のあうユーザーとのコミュニケーション促進や自分の好きな音楽に出会える機会の拡大にもつながるサービスといえるだろう。
実際に「Chooning」には、PUFFYの『サーキットの娘』に「1997年には『エモい』という言葉はなかったけれど、確実にPUFFYはエモかった。」という昔を振り返るテキストをつけた投稿や、宇多田ヒカルの『One Last Kiss』に待望の新曲のリリースを喜ぶテキストがついた投稿など、懐メロから最新曲までさまざまな楽曲がピックアップされていた。
実装済みの新機能
そんな「Chooning」に3月に追加された2つの新機能を紹介しよう。
1つ目は、ユーザーにあわせた「おすすめユーザー」の表示機能。これまでは、どのユーザーにも同じ「おすすめユーザー」が表示されていたが、Spotifyの視聴傾向にもとづいた、よりマッチする「おすすめユーザー」が表示されるようになった。
もうひとつは、海外ユーザーの増加に対応した「投稿の言語判定」機能。日本語・英語・中国語・ヒンディー語・スペイン語など10言語を識別し、ユーザーが判読可能な投稿を自動で表示する仕組みを構築した。ちなみに、英語圏・中国語圏のユーザーの増加が目立っているようだ。
4月以降、実装予定の新機能
そのひとつが、Spotifyで最近聴いた曲に関する投稿が表示される「最近聴いた曲」フィード。音楽の興味関心を基盤としたユーザー同士の関係構築を図ることを目的として4月にリリース予定だ。
ほかにも、4月には、人気のハッシュタグと急上昇中のアーティスト・曲などを一覧する「トレンド」コンテンツ機能や、「投稿」「ユーザー」「アーティスト」「曲」「ハッシュタグ」で検索できる新しい検索機能を追加予定とのこと。
そして6月には、Webブラウザ版アプリケーション「Chooning for Browser」を提供予定。「Chooning for Browser」では、音楽に関する情報のデータベースとしての側面を強調し、モバイル版とは趣向の違う体験を提供していくようだ。
「Chooning」アプリのダウンロードはこちらから(利用にはSpotifyのアカウントが必須)。
- Original:https://techable.jp/archives/151501
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口