フランスのスタートアップStocklyは、さまざまなeコマースサイトの在庫を同期させている。eコマースサイトで在庫切れの商品を見つけた場合、そのサイトを離れて別のサイトで同じ商品を見つけられる可能性がある。
ECサイトを運営している場合、Stocklyを使えば在庫切れの商品でも販売できる。同スタートアップのサービスは、その商品を持っているサードパーティーのStocklyサプライヤーを自動的に見つける。
注文はそのサプライヤーから直接送られる。Stocklyはパートナーに対し、消費者が混乱しないようにニュートラルなパッケージを使うように指示している。
これは、サードパーティーの小売業者による健全な市場を持たない小規模なeコマース企業にとって、特に有用なものとなる。例えばAmazon(アマゾン)は、サプライヤーがアマゾンのマーケットプレイスにその商品を出品していれば、すでに在庫切れの商品を販売することができる。しかし、ほとんどのECサイトではそうはいかない。
Stocklyの主な課題は、さまざまなカタログフォーマットを分類し、異なる小売業者の異なる在庫をマッチさせることだ。同社はまず、衣料品に力を入れている。Stockly経由で注文が入ると、ロジスティクス、納期、履歴データなどの異なる基準に基づいて特定のサプライヤーが選択される。
これまでStocklyはGaleries Lafayette、Go Sport、Foot Shopなどと協力してきた。同スタートアップは最近、Idinvest Partners、Daphni、Techstars、Checkout.com CEO Guillaume Pousazおよびさまざまなビジネスエンジェルから510万ユーロ(約66億円)の資金を調達した。
今回の資金調達によりStocklyはチームを20人に拡大し、新しいクライアントを追加して製品を改良する計画だ。
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タグ:Stockly、eコマース、フランス、資金調達
画像クレジット:Brandable Box / Unsplash
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(文:Romain Dillet、翻訳:塚本直樹 / Twitter)