Microsoftは3月31日、AIアシスタント「Cortana」のiOS/Andrdoid向けアプリのサービスを終了しました。これによって、サードパーティーのプラットフォームでのCortanaサービス提供はすべて終了したことになります。
アプリ登場から約5年でサービス終了
MicrosoftのCortanaは、SiriやGoogleアシスタント、Alexaなどの対抗馬として、2015年にサービス提供が始まりました。同年11月にはiOS向けのアプリが登場し、AIアシスタント競争での覇権獲りを期待する向きも少なくありませんでした。しかし自社プラットフォームであるWindowsと異なり、iOSやAndroidといった“敵地”で戦うのは分が悪かったのか、利用者は思うように伸びず、2020年夏には将来的なサービス終了を公式に認めました。
3月31日のサービス終了に伴って、Microsoftのサポート以外にも、アプリ内のリマインダー、リストが利用不能になります。リマインダーやリスト、タスクは、MicrosoftのTo Doアプリで同期することが可能です(こちらはiOS/Androidの両方で無料ダウンロードできます)。
なお、筆者もアプリストアを確認したところ、執筆時点(2021年3月31日21時)で、Cortanaのアプリ配信はApp StoreとGoogle Playのいずれでも確認できませんでした。
デスクトップ向けOSでは天下を獲り、クラウドサービスやOfficeなどでも強い存在感を有しているMicrosoftですが、そんな企業でも大々的に乗り出したサービスが必ずしも成功するわけではないことを、Cortanaは同社のスマートフォン事業(Windows Phone)とともに教えてくれます。
Source:MacRumors
(kihachi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-357582/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania