Appleが取得した特許から、同社がiPhoneなどに搭載しているU1チップを、Apple Payにも活用することを考えていることが判明しました。
現時点ではあまり活用されていないU1チップ
iPhoneやApple Watch Series 6、HomePod miniは超広帯域(UWB)無線技術対応のU1チップを搭載していますが、それほど多くの場面で活用されているとは言い難いのが現状です。
現時点で明らかになっているのが、BMWがすでに発表している、Digital Car Keysでの利用です。U1チップを搭載したiPhoneやApple Watchを持って車に近づくだけで、ドアの鍵が開くというものです。
またHomePod miniでは、U1チップ搭載iPhoneとの間でHandoff機能が使えます。
U1チップをApple Payに活用か
米特許商標庁(USPTO)が現地時間4月6日に公開した特許「ワイヤレス商取引における位置情報に基づく信用情報の選択」によると、AppleはこのU1チップをApple Payで利用することを検討しているようです。
たとえばユーザーが店でApple Payを使って決済しようとすると、iPhoneはU1チップによって得られた情報をもとに店舗を把握、その店での決済にもっとも適したクレジットカードをウォレットの一番上に表示する、といった具合です。
そのほか、買い物の際にはクレジットカードと合わせてポイントカードを表示する、空港のゲート近くにいることが分かれば搭乗券を表示することも可能になるそうです。
またU1チップは、以前から開発が噂されているAppleの紛失防止タグApple Tagsにも活用されるといわれています。
Source:USPTO via 9to5Mac
Photo:Medium
(lunatic)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-358734/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania