リコーの展開するカメラブランド・ペンタックスより、一眼レフカメラの新モデル「PENTAX K-3 Mark III」(ボディキット:27万9800円)が4月23日より発売となります。前モデル「Mark II」から高感度性能や連写性能がアップしただけでなく、一眼レフならではの機構である光学ファインダーの倍率や明るさを向上させ、より心地よい撮影体験を提供。シャッターフィーリングやエルゴノミックなデザインにも磨きがかかり、スペック上の数値だけでは表現しきれない、一眼レフを使う快感そのものを追求したカメラとなっています。
そもそも、日本で初めて一眼レフを製造したのが他ならぬペンタックス。ミラー“有り”の一眼レフの魅力を追い求めていく姿勢は、ミラーレスカメラが主流となる時代だからこそいっそう、写真愛好家から支持を集めるブランドとなっています。
搭載される映像センサーは、フルサイズよりもコンパクトなAPS-Cセンサー。同ブランドのフルサイズ機「K-1」と比較して、より親しみやすいサイズ感はいつでも連れ出したくなる相棒といったところ。
小型ながら防塵・防滴性能を搭載した堅牢さと、しっかりと握れるエルゴノミックなグリップは、アクティブなシーンでの撮影でも頼りになる存在。
有効約2573万画素・裏面照射型CMOSセンサーを新採用し、新開発の画像処理エンジン“PRIME V”により、最高ISO感度は160万までと大幅に向上。暗いシーンでもより低ノイズで、十分なシャッタースピードを確保しつつの撮影に活躍します。
一眼レフのアイデンティティとも言える光学ファインダーは、さらなる心地よさを求め、ファインダー倍率約1.05倍、視野率約100%のファインダーを搭載。フルサイズ機にも匹敵する、より大きく明るくなったファインダーは、新開発の高屈折率ガラスペンタプリズムによるもの。ペンタプリズムをブランド名の由来とするペンタックスの矜恃が垣間見れる技術革新となっています。
AF性能も新開発のシステムにより向上し「Mark II」の27点測距から、101点へと大幅に進化。動体追従性能や、低輝度限界も-4EVへと進化し、動きものや暗所でのピント合わせがより容易に。AFポイント変更のための操作レバーも新たに設けられ、ピント合わせの快適性がブラッシュアップされています。
ボディ内には5軸の手ブレ補正機構も搭載。過去のレンズ資産も含め、装着可能なレンズほぼすべてにおいて最高で5.5段の優秀な手ブレ補正を発揮。独立した“流し撮りモード”が新設されたのも、鉄道やモータースポーツファンには嬉しいとこ。
タッチ操作にも対応する背面モニターはチルトでもバリアングルでもなく…固定式! モニターではなく一眼レフならでは光学ファインダーをしっかりとのぞいて撮影に挑んでほしい、という願いの現れなのでしょう。
カメラといえばミラーレスが当たり前という世代の人も、ぜひこの「PENTAX K-3 Mark III」を店頭で手に取り、その美しいファインダーと小気味よいシャッター音の感触を確かめてみてください。
<文/&GP>
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- Original:https://www.goodspress.jp/news/364319/
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