Patreon(パトロン)はTiger Globalを中心とした1億5500万ドル(約170億円)の資金調達により、評価額を3倍の40億ドル(約4400億円)に引き上げたと、米国時間4月6日のWall Street Journal(ウォール・ストリート・ジャーナル)が報じている。
Patreonはアーティストがファンから直接資金を得ることができるクリエイターエコノミープラットフォームで、新型コロナウイルス(COVID-19)の大流行の中、クリエイターがより多くの作品をオンラインで公開することを余儀なくされたことで、新たに注目を集めた。クリエイター決済の分野ではここ数カ月の間に多数の新規参入者が現れたが、8年の歴史を持つ同社はすでに広範なネットワークを構築している。Patreonは2020年のブログ記事で、2020年3月の最初の数週間で3万人以上のクリエイターがサービスに登録したと述べている。
Patreonはクリエイターが同社のどのサービスを利用するかに応じて、5~12%の手数料をクリエイターから取ることで収益を上げている。同社は2020年9月に9000万ドル(約99億円)のラウンドを完了し、企業価値が12億ドル(約1300億円)に達した。
今回のラウンドにはWoodline Partners、Wellington Management、Lone Pine Capital、New Enterprise Associatesなども参加している。
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タグ:Patreon、資金調達
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(文:Lucas Matney、翻訳:塚本直樹 / Twitter)