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オンライン本人確認(eKYC)の利用率は12% 世代別では20代が最も利用

本人確認
 
MMD研究所は4月13日、「本人確認に関する調査」の結果を公表しました。
 
本人確認方法の中でも手軽な「オンライン本人確認(eKYC)」の利用経験があるのは12%で、世代別では20代の19.7%が最多でした。
 
本調査は、20歳〜69歳のスマートフォンを所有する男女659人を対象に、2021年3月23日〜3月30日の期間で実施されています。

約4割が本人確認の際に面倒と感じて中断した経験あり

銀行口座の開設やクレジットカード発行時など、様々なシーンで行われる「本人確認手続き」。
 
セキュリティ面では避けられない手続きですが、複数の本人確認書類提出が必要だったり、場合によっては窓口で手続きが必要な場合などもあり、面倒と感じたことがある人も多いのではないでしょうか?
 
実際、調査対象者659人のうち41.6%は「本人確認の最中に面倒と感じて手続きを中断したことがある」と回答しており、約4割が中断経験をもっています。
 

手軽な「オンライン本人確認(eKYC)」の利用率は12%

本人確認方法の中でも、自宅にいながら手軽に手続きできるのが「オンライン本人確認(eKYC)」です。
 
eKYCは、本人確認書類の提出や顔写真の登録をオンライン上で行うことにより、郵送で書類を提出したり、窓口に出向いて手続きをしたりといった手間を省くことができます。
 
本調査では、eKYCを知っているかを調査対象者659人に尋ねたところ、71.5%が「全く知らない」、12.0%が「利用したことがある」、5.9%が「名称は知っているが、どんな内容なのか知らない」と回答しました。
 
eKYCの利用率が最も高かった年代は20代で19.7%、次いで30代(16.2%)、40代(11.5%)でした。
 

eKYC利用経験者の9割以上は「今後さらに普及してほしい」と回答

eKYCの利用経験者79人に「eKYCが今後さらに普及してほしいか」を聞いたところ、94.9%が普及に肯定的な考えを示しました(とてもそう思う=58.2%、ややそう思う=36.7%の合計)。
 

 
また、eKYCを利用して感じたメリットについて聞いたところ、最も多かったのは「郵送や書類コピーなどの手間が減った」で67.1%、次いで「スピーディーに手続きできる(63.3%)」、「外出しなくて済む(59.9%)」となりました。
 

 
反対に、eKYCを利用して感じたデメリットについては、「個人情報の漏洩の可能性」が最も多く41.8%、次いで「何回試しても認証されない(31.6%)」、「本人確認書類の画像や動画などの読み込みができない(29.1%)」でした。
 

 

eKYC未経験者の4割は「今後利用してみたい」と回答

eKYC未経験者580人に「eKYCを今後利用したいか」を聞いたところ、40.5%は利用することに肯定的な考えを示しました(利用したいと思う=13.6%、やや利用したいと思う=26.9%の合計)。
 

 
希望する利用シーンについては、「クレジットカード発行時」が最多の57.0%、次いで「銀行・証券口座開設時(49.8%)」、「キャッシュレス決済サービス利用時(49.4%)」となっています。
 

 
 
Source:MMD研究所
Photo:photo AC-fujiwara
(kotobaya)

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