Appleの電気自動車の製造を、韓国のLGとカナダのMagnaによる合弁会社が担当する契約が成立目前だと韓国メディアThe Korea Timesが報じています。
2024年前半にも試作車が公開
LGとカナダの自動車メーカーMagnaが2020年12月に設立した合弁会社LG Magna e-Powertrainが、Appleの最初の電気自動車製造に関する契約を締結目前である、と事情に詳しい関係者から得た情報としてThe Korea Timesが報じています。
現在は契約内容の詳細を協議しており、契約が成立すれば、「Apple Car」のプロトタイプが2024年前半にも公開されるとのことです。
LG Magna e-Powertrainの生産能力は、他の大手自動車メーカーと比べると小規模ですが、Appleは最初の電気自動車では市場性の検証を重視しており、生産規模にはこだわらない模様です。
スマホ事業撤退で次の収益事業を探すLG
LGは先日、スマートフォン事業からの撤退を発表しており、投資家から収益事業確保への圧力がかかっています。
LGは、General MotorsやTeslaの電気自動車向けに、モーターやバッテリーなどのパーツを供給していますが、電気自動車の分野ではあまり存在感がありません。
LGにとって、Appleの電気自動車を担当することは電気自動車事業を強化するうえでメリットがあり、Appleにとっても、実績豊富なサプライヤーであるLGとの提携は利点が多いと考えられます。
Magnaは、Appleの自動車製造を担当するメーカーの候補として名前が挙がっていました。
Source:The Korea Times via MacRumors
Photo:Magna
(hato)
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- Source:iPhone Mania
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