株式会社セキュアと小学館「DIME」編集部および丸善ジュンク堂書店は、「未来の買い物体験ができる無人型AI店舗」をコンセプトとする「DIME LOUNGE STORE(ダイムラウンジストア)」を、新宿住友ビル地下1階にオープンした。
マスク姿で顔認証OK
来店客は、店舗初来店時に入り口の認証機にユーザー情報を読み取らせ顔情報を登録し、入店ゲートのカメラで顔認証して入店する。店舗内で気になる商品を手に取ると、棚の上部のサイネージに、その商品の情報がリアルタイムに表示される仕組み。購入したい商品を持ち、そのまま退店ゲートに進むと顔認証決済が完了するという流れだ。なお、顔認証の際にマスクを付けていても問題ないという。
同店舗には他にも、コミュニケーションAI・サイネージ広告といったUX向上に貢献するシステムや、顧客の店舗内行動分析・スマートシェルフなど店舗DXに求められる要素を多数実装している。
ここで取り扱う商品は、家電・IT・クルマなどのモノ情報から仕事術・マネー・ヘルスケアなどのライフハックまで実用的な最新情報を発信するトレンドマガジン「DIME」で紹介されたもの。「DIME」独自で企画・誕生したオリジナル商品や、担当バイヤーが厳選した商品など雑誌で紹介された商品を実際に手に取って見ることができる。
「DIME」編集長・安田典人氏は、これをきっかけに雑誌が持つブランド力を生かした物販が広がり、そこからまた新たなビジネスが生まれるかもしれないと期待感を高めているようだ。
リテールDX コンソーシアム・ラボ
そんな「DIME LOUNGE STORE」は、セキュアと株式会社博報堂プロダクツが2021年4月に立ち上げたばかりの「リテールDX コンソーシアム・ラボ」の第1弾プロジェクトとしてオープンした。
同ラボは、セキュアと博報堂プロダクツを中心に日本マイクロソフト株式会社などの参加企業とともにリテール分野におけるDXを推進しようというもの。セキュアが運営する「SECURE AI STORE LAB」を活用し、積極的かつスピーディーにDXを進めていく。
具体的には、最新テクノロジーやトレンド、国内外のリテール事情などの情報交換活動、ワーキンググループ活動、実証実験やハッカソン、リテール企業とテック企業のマッチングなどに取り組んでいく構えだ。そして、実証実験や各取り組みをもとに、OMOソリューションとRaaSモデルでのサービス展開を推進していくとのこと。
PR TIMES(株式会社セキュア)
PR TIMES(株式会社小学館)
PR TIMES(リテールDX コンソーシアム・ラボ)
(文・Higuchi)
- Original:https://techable.jp/archives/152991
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口