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韓国LG、ベトナムのスマートフォン生産施設の売却先が見つからず

lg wing
 
スマートフォン事業からの撤退を表明した韓国LGですが、ベトナムにある同社最大のスマホ生産施設の売却先を探すのに苦労している、と台湾DigiTimesが伝えています。

ベトナム工場は年間1,000万台の生産能力

DigiTimesによれば、LGはベトナムのハイフォン、ブラジルのタウバテ、中国の青島(チンタオ)市にスマートフォン工場を保有しているとのことです。中でもベトナムの生産施設が最大の生産能力を誇っており、年間1,000万台のスマホ生産が可能とされています。
 
4月にスマートフォン事業からの撤退を発表したLGですが、生産施設を売却できずにいるようです。The Korean Timesの3月の報道によると、LGはベトナムのコングロマリットVingroupとベトナムおよびブラジルの工場の売却交渉を行いましたが、合意には至らなかったとのことです。
 
調査会社Counterpointのデータでは、LGは2018年第2四半期にグローバルスマホ市場で3%のシェアを占めていたことがわかっていますが、2015年から23四半期連続で赤字が続いており、2020年末までに損失額は5兆ウォン(約4,853億円)に上っていました。
 
 
Source:DigiTimes, Nikkei Asia
Photo:LG
(lexi)

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