<&GP編集部員が買ってみた!使ってみた!>
大事なロードバイクが盗まれた!
ここ数年で購入したモノの中では一番大きな買い物だったのに!
って後悔しないように、自宅で保管するときは、マンションの駐輪所ではなく、自分の部屋に置くようにしています。もちろん、防犯登録もしてあり、出かけた最は必ずアースロック(地球ロック)して停めるようにしています(本当はスタンドがないので、どこかに固定しないと停められないというのもありますが…)。
しかし! 今の御時世、ちゃんとカギをかけていても切断されて盗まれる、なんてニュースもよく見かけます。そうなると、大事な愛車を守るためには、より頑丈なカギは必要になってくるでしょう。
そこで、約半年使ったカギとはここでお別れして、新たにABUS(アブス)の「ブレードロック ダイヤル式」(9680円)を購入。ドイツのセキュリティーブランドが手掛けた、信頼性の高い自転車ロックで今後は愛車を守っていきます!
■重さは800g超え!
今回購入したのは、ABUSの人気商品で、「重くて強い!」という言葉がピッタリの「ブレードロック」。選んだのはダイヤル式ですが、ロックする時にカギを使うタイプも発売しています。ABUSの製品には、カギの太さや素材、シリンダーの技術などに基づいた製品の強度を示す「レベルシステム」が設定されています。レベルは5~15で設定されており、このレベルは同社の保証内容に関わっており、対象のカギが、正しく使用している際に盗難にあったら、見舞金が発生するというシステム。
なお、今回購入したものはレベル7で、最大5万円の見舞金が支払われるのだとか。こんなシステムがあったのか…。
さて、見た目が強そう!というか、もうゴツい!という言葉が似合いのですが、重さもなかなか。なんと844g! カギでこんなに重いとは知りませんでした。ちなみに今まで使っていたのは、クロップスのカギでこちらは約110g、約8倍…。まあ、重い=強いってことなんだろう。
ブレードを展開したときの長さは80cm、全て折り畳んだ時の長さは18cm、ブレードの厚さは約5mmとなっています。カギを掛けるときは、六角形にブレードが開くので、ここに自転車のタイヤとフレームなどを通してカギをかけるようになります。
■ホルダーの取り付けは簡単
バンドで固定してもいいし、ネジ止め用の穴が空いているので、ボトルホルダーなどを外して、ホルダーを装着することもできます。今回はボトルホルダーはそのまま残しておきたかったので、バンドで固定することにしました)。
なお、バンドで固定する最に六角レンチが必要となりますが、製品には入っていないため自分で用意する必要があります。レンチのサイズは3mmがちょうど良かったので、購入を考えている人は、ぜひ参考までに(それにしても、近所に工具をいろいろ売っているお店があって良かった)
取り付けは自体は簡単で、設置する場所を決めたら、あとはバンドを巻き、ホルダー内にある六角ネジを回して固定するだけ。ただ、付けてみてわかりましたが、これだけだと、不安定ですこし触っただけですぐにズレてしまいます。
なので、マジックテープ2本用意し、上下からさらに固定することに。ホルダーにもテープを通す広めの穴が空いているので、もともと、別途テープを使うのを想定しているのかもしれません。簡単な作業なので、5分もあれば装着できます(前回のフロントにカゴを取り付けるほうが苦労した…)
さて、ゴツいカギを装着したらロードバイクの見た目はどうなるかと気になりましたが、意外とスッキリしています。違和感もなく、特に気になるほどでもないですね。黒を選んだから、というのはあるかもしれませんが、他の色(赤と黄色が発売されています)ならもう少し目立ったかもしれません。
見た目はスッキリしていますが、それでも重さは800g。せっかく軽いロードバイクを選んだのに、車体を重くしてどうするんだ、思ったわけですが、走ってみた感想は、こちらも気にならないレベル。走った、といってもほとんど平坦な道だったので、もしかしたら坂道になれば、また違ってくるのかもしれませんが、特に「重くなったな〜」という印象はありませんでした。
■地球ロックにも対応
開いたサイズは80cmで、今まで使っていたワイヤータイプと比べると、たしかに取り回しはしにくいのですが、地球ロックも問題なくできます。ただ、以前のタイプに慣れていると、初めてやるときは少し時間がかかりました(ひとりでブレードをグネグネしてて恥ずかしかった)。
最初開いたサイズだと、太めのポールだと難しいかなと思いましたが、角度なり場所なりを変えたら、ちゃんとロックできました。これで、今後の買い物なども安心ですね。
* * *
ABUSのカギがかかっているのを見たら、窃盗のプロもとりあえず逃げ出すという声もあるほど、信頼性の高いブレードロック。今回のカギも個人的にはかなり高額だと思っていましたが、調べてみると、もっと上の商品があるんですよね。でも、そんな高額なカギ、買う人いるのかな〜って考えていた時に、こんな言葉を思い出しました。
「安物買いの銭失い」
安価な物を買うと損になるという意味で、なぜ損になるのかというと、一般に安いものはすぐに壊れてしまうから。
確かに、防犯などを考えて安心できるもの、と考えたら、安いカギを選ぶより、いいカギを選ぶのが、結果としてロードバイクを守ることにもなるんだな〜と、思いました。それにしても、ごついカギに無骨なカゴって、愛車にますます愛着が湧いてきますね(笑)
>> ABUS
<写真・文/野田博記(&GP)>
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- Original:https://www.goodspress.jp/reports/367250/
- Source:&GP
- Author:&GP