韓国Samsungは、次世代Galaxy S22にToF(Time of Flight)センサーを搭載しない可能性があることが明らかになりました。光の飛行時間を利用して三次元情報を計測できるToFセンサーは主に3Dスキャナとして使用され、特にモバイル用途では拡張現実(AR)機能の精度向上などに役立つとされています。
AppleはiPad Pro(2020)からLiDARを積極的に採用
Appleが最初にToF(もしくはLiDAR)を製品採用したのは2020年のiPad Proです。その後、LiDARはiPhone12 ProとiPhone12 Pro Maxへの搭載が実現し、iPhoneデビューを果たしました。
ティム・クック最高経営責任者(CEO)がARを推していることもあり、Appleは今後もLiDARを搭載する製品ナインナップを拡げていくとみられていますが、ライバル企業のSamsungは考えが異なるようです。
魅力的な用途に欠ける?
SamsungはGalaxy Note 20にToFセンサーを搭載しましたが、韓国メディアKorea IT Newsによれば、新たなセンサーとそのデータから得られたカメラ効果は期待通りではなく、最終的に「顧客にとって魅力的な用途に欠ける」と判断したとのことです。
投資会社Wedbushのアナリストたちは、AppleはiPhone13ラインナップにもLiDARを搭載すると見ています。
Source:Korea IT News via MacRumors
Photo:Tweakers
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-361685/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania