米大手メディアCNNは現地時間4月19日、米国の右派やトランプ前大統領支持者に人気のSNSアプリ「Parler」がApp Storeに復活すると報じました。AppleがParlerの規制機能導入等を評価した模様です。
今年1月に削除
SNSアプリParlerは従来、言論の自由を重視し「モデレーション」と呼ばれる不適切な投稿の削除をほとんど行わないSNSとして知られており、右派等による過激な政治的議論が行われていました。
2021年1月に発生したトランプ支持者による連邦議会占拠事件を受け、GoogleおよびAppleは、Parlerが不適切な内容の規制を行わないことを理由にアプリストアから削除しました。
その後、2月にはParlerのCEOが突如解任されたと報じられており、Parler内部でも意見の対立が発生していた模様です。
ParlerがAppleに譲歩か
CNNによると、Appleは国会議員に送った書簡の中で、Parlerアプリが再びApp Storeでダウンロード可能となると言及しました。
Appleは、Parlerがヘイトスピーチ等の不適切な投稿を規制する機能を実装したことを評価しており、ParlerがAppleの主張に歩み寄り、モデレーション機能を実装したものと推察されます。
また、Parlerのホームページでは、企業ロゴやホームページのデザインが一新されており、従来のイメージを払拭したい狙いがあると思われます。
一方で、Parlerは「言論の自由」を重視することを引き続き強調しており、今後ヘイトスピーチ等が投稿された場合には、App Store等の規約への適合性と、言論の自由というモットーの間で、難しい判断を迫られることになりそうです。
Source:CNN via 9to5Mac
Photo:Parler
(seng)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania