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キャンプの醍醐味!焚き火で飯ごう炊飯して旨い白飯を食べる

<不自由を自由にする野営スタイル>

「不自由は自由だ!」をモットーに、不便がいっぱいな自然の中でいかに快適に過ごせるかを考え、キャンプをしているRYUです。

皆さんは、キャンプでお米を炊くとき上手に炊けますか? 上手にお米を炊けると、一人前のキャンパーって感じがあると思うのですが、今回は、飯ごうを使って普通に美味しく炊く方法と、絶対に焦がさず上手に炊ける方法の2つをご紹介します!

1つ目の普通に炊く方法は、飯ごうでなくても応用できますので、持っていない方も参考になるかと思います。

私が使っているのは、最もポピュラーなアルミ素材の飯ごうなのですが、アルミ素材はとても炊飯しやすいのです。理由はアルミは熱伝導がとてもいいから。クッカー全体に熱が浸透しやすく、均等にお米に熱がかかるので、美味しく炊けます。クッカーの素材についての細かい説明は以前の記事「アウトドアで最強のクッカーは飯ごう!のなぜ?」で記載しておりますので、興味ある方はぜひ読んでみてください!

ところで、飯ごうでご飯を炊くことを「飯ごう炊爨(はんごうすいさん)」もしくは「飯ごう炊飯(はんごうすいはん)」と2つのいい方があります。「飯ごう炊爨」の方が古く、こちらは飯ごうを使ってさまざまな素材を煮炊きするという意味も含まれるようで、「飯ごう炊飯」はお米を炊くに特化した言葉のようです。ということで、今回はご飯を炊く話ですので「飯盒炊飯」を使います。

■焚き火で飯ごう炊飯3つのステップ

私は長年キャンプをやってきましたが、ほぼ毎回、飯ごうでご飯を炊きます。たくさんの失敗を繰り返してきた中で見つけた、焚き火で美味しく失敗しない炊き方をご紹介。

大事なのは以下の3つのステップです

1.最低30分浸水させてから再度水の量を計る

お腹が空いていたらすぐに炊きたくなりますが、グッと堪えて、米を水に最低30分は浸しましょう! 人によっては、夏30分、冬1時間と、季節によって変えるという人もいます。厳密には、米の銘柄によって適切な浸水時間は違うと思いますが、私はいつも30分で炊いてます。

浸水が終わったら、再度、水分量を確認しましょう。心配な人は一度水を捨てて、米に対しての適正な量の水を入れるのが良いでしょう。私は米の上面から人差し指の第一関節まで水を入れて、毎回美味しく炊けていますが、個人差があるので、正確に計りたい方は計量カップを使いましょう。

一般的には、米1合は150gで180ml。その1.2倍が適正な水分量と言われているそうで、216mlが適正な水分量だそうです。

ただ、アウトドアでの調理なのに、ちまちま計ってられませんよ! っていう私みたいな方は、自分の指のどの当たりがベストか、試行錯誤して見つけていくのも良いかもしれません!

2.炊飯時「赤子泣いても蓋取るな!」は忘れましょう

浸水と最後の水の調整が終わったら、いよいよ炊飯です。

一番大事なのは火加減。ずっとトロ火とか、弱火とかいう方も多いのですが、私は初めは中火から強火。焚き火でいうと、炎がガンガン上がっている状態に飯ごうを突っ込みます。炎が強くても、沸騰するまでは焦げませんから。

沸騰して、吹きこぼれが始まったら弱火にします。焚き火の場合は、薪の量にもよりますが、その頃には炎が落ち着いていて、勝手に弱火になっていることが多いですが、炎が強いなと思ったら、火から遠ざけてください。

私は、どんな時でも必ず10分で蓋を開けて様子を見ます。沸騰してない場合はそのまま蓋をしますが、多少フツフツとしてきている場合は、その場でかき混ぜます。そうすることによって、熱が均等に入るから焦げる危険性が減ります。

かき混ぜる以外に、沸騰具合(沸騰時にできる泡)を見て、熱に偏りがあると判断した場合は、飯ごうを回したりしてもいいでしょう。

焚き火の飯ごう炊飯で一番失敗するケースは、様子を見ないで放置し、一方だけに炎が当たってしまい、そこだけ焦げたり、吹きこぼれがないからといって長時間、火にかけてしまって焦げたりする場合が多いので、時間を決めて様子を見ましょう!

なので「赤子泣いても蓋取るな」は忘れてください。こまめに蓋を取って様子を見ても、美味しさは変わりません!

10分で上記のようにして、吹きこぼれが始まって、弱火にしたら、今度は、吹きこぼれが終わるまで、または飯ごうから聞こえてくる音(グツグツ)がなくなる、または振動(木の棒などで触ってみる)が収まったら、火から下ろしましょう。これでほぼ完成です!!

おそらく、この時点で、15分から20分くらいだと思います。心配な人は上記のようなサインが感じられなくても15分で蓋を取って様子を見てください。

この段階で、沸騰してなければ、火に近づける、強火にする。沸騰していれば、かき回わしたり、飯ごうを回転させたりしてください。

こんな感じになっていたらむらしに進んでOKです。

3.火から離して5分蒸らして炊飯完了

吹きこぼれが終わって、完成してれば、あとは蒸らし。蓋をして、火から離して5分放置です。

ひっくり返す人もいますが、これは、クッカーの下部分に残った余熱で焦げないようにするためですが、均等に炊けていれば、ひっくり返さなくても大丈夫! もちろん、ひっくり返してもOKです!

蒸らし終わってこんな感じにふっくらしてきたら完成です!

■絶対に焦げないご飯の炊き方

さて、これまで説明してきた炊き方をマスターすれば、美味しいご飯を炊けます。ポイントは、こまめにチェックすることです。

ですが、キャンプって意外と忙しくて、炊飯してる間にほかの調理をしたり、片付けをしたりして、チェックが疎かになってしまって、うっかり焦がしてしまう。なんてこともあります。

そんな失敗を絶対にしない炊き方があるんです! それを紹介します!!

使うのは、中蓋で1.5合まで炊ける容量の大きい飯ごう。1合が炊ける中蓋でもできないことはありませんが、お米を蒸らすと膨らむので、1.5合が炊けるくらいの大きさがベストです。

炊き方は、飯ごうの本体に中蓋を入れた状態の中蓋の底から、本体の底までの距離の約半分くらいに水を入れます。

この水の量は、少なすぎなければ、アバウトで大丈夫です。

次に、浸水させた米と、適切な量の水を中蓋に入れます。

そして本体に、中蓋をセットします。

あとは、15分から、20分、火にかけるだけ。強火の状態のところにかけて、しばらく放置すれば、出来上がり!!

この方法は、本体に入れた水で蒸しあげるかたちになるので、よっぽどのことがない限り、失敗することはないでしょう。

唯一の欠点は、1.5合までしか炊けないこと。

コツは、強火にかけることです。普通に炊く時より、水分量(本体に入れた分)が多いので、沸騰までに時間がかかるため。

これだと、中蓋で米を炊いて、本体の水を入れてるところにレトルトカレーなどを入れれば、飯ごう1つで、一気に調理が完成します。

便利なやり方なので、大きい中蓋の飯ごうを持ってる方は試してみてください!

※  ※  ※

さて、いかがでしたでしょうか?

どちらのやり方も、必ず美味しいご飯を炊けますので、習得してみてください! キャンプで食べる白飯って、やっぱり最高! 日本のお米は食味が豊かで味わい深いので自然の中で炊けば、より美味しく感じられます。

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(文・写真/RYU

RYU/「不自由は自由だ!」をモットーに、不便さの中でいかに快適に過ごせるかを考え、キャンプをしております。 経験、スタイルを問わず、少しでも参考になる情報を発信して行きたいと思います。Instsgramアカウント:@ryu chikazawa、YouTubeアカウント:Ryu outdoor ch #不自由は自由だ #アウトドアをこじ開けよう「初代 @sotoshiru アンバサダー」「@tobuy_official インフルエンサー」

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