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Apple役員「AirTagで子どもやペットを追跡すべきでない」

AirTag
 
Appleは先日開催したスペシャルイベントにおいて、長年開発が噂されてきた紛失防止タグAirTagを発表しました。製品について、米メディアFast Companyのインタビューに答えたApple役員のカイアン・ドランス氏は、「AirTagは子どもやペットの追跡のためデザインされていない」と述べています。

プライバシー性こそがAirTagの強み

Appleでワールドワイドプロダクトマーケティング担当副社長を務めるドランス氏は、AirTagが他社製品と大きく異なるのはそのプライバシー性である、とインタビューで語りました。
 

すべてのプロセスはエンドーツーエンド暗号化されており、AirTagのオーナーだけが(中略)現在と過去の位置情報にアクセスできる。AirTagから発せられるBluetooth識別子は、ただランダマイズされているだけでなく、1日のうちに幾度も切り替えられており、再度同じものが使用されることはない。それゆえ、ある場所から別の場所へAirTagを持って移動したとき、再識別されるということがない。

AirTagはモノの追跡のみに使える?

AppleはAirTagをスマートですぐれたモノの追跡方法としてマーケティングしていますが、疑問がひとつ湧き上がってきます。AirTagで子どもやペットの追跡は可能なのでしょうか?
 
この質問に対して、ドランス氏は「AirTagはモノの追跡のためデザインされており、子どもやペットの追跡のため作られたわけではない」と語っています。
 
ドランス氏は、子どもの追跡にはApple Watchなど別のデバイス選択肢を推奨しています。
 
ペットにAirTagを取り付ける場合に関して、ドランス氏は「Find My(探す)ネットワークの中に動き回るペットを入れておく必要がある」とだけ述べています。
 
 
Source:Fast Company via MacRumors
(lexi)

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