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スマートフォンをIoT機器に生まれ変わらせる、サムスンの新たなプログラムとは?

韓国のサムスンは、米国・英国・韓国において「Galaxy Upcycling at Home」のベータサービスの展開を開始しました。同サービスでは、GalaxyシリーズのスマートフォンをIoTデバイスに生まれ変わらせる(アップサイクルする)ことができます。

アプリ内の機能を通じてスマートフォンのセンサーを再利用

「Galaxy Upcycling at Home」は、簡単なソフトウェアアップデートにより、古くなったスマートフォンに対して新たな命を吹き込むサービス。対応する機種は2018年以降に発売された「Galaxy S」シリーズや「Galaxy Note」シリーズなどとなっており、今後はさらに多くの機種に対応する見込みです。

Galaxyユーザーは「SmartThings」というアプリ内の機能である「SmartThings Labs」を通じて、スマートフォンに内蔵されたセンサーを再利用できるようになるとのこと。

日常生活の音を検知するセンサーや部屋の明るさを測定する光センサーとしての利用が可能になり、使わなくなったスマートフォンに新たな役割が生まれます。

よりサステナブルな未来の実現に向けて

サムスンによる今回の革新的な取り組みは、国連が「SDGs(持続可能な開発目標)」として2030年までの達成を目指す、合計17の目標を見据えたものとなっています。

古い電子機器のアップサイクルを促進し、電子機器の廃棄物削減につなげる「Galaxy Upcycling at Home」は、その中でも特に目標12「責任ある消費と生産」に焦点を当てたものです。

同社のキム・ソンク氏は、「私たちは既存の資源の利用方法について再考しており、古い技術に価値を加えて新しいものに変えられるようにすることが、アップサイクルの鍵であると考えています。今回のサービスを通して、ユーザーの皆さんをよりサステナブルな未来への旅にお連れします」と述べています。

サムスン

(文・早川あさひ)

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