AppleとEpicの訴訟で証言台に立った、Appleのソフトウェア部門で責任者だったスコット・フォースタール氏が、iPhoneにFlashを搭載する計画があったことを明かしました。
Flashは「散々なものだった」
EpicがAppleを独占禁止法で訴えている裁判で、iPhoneやiPadのソフトウェア開発で中心的役割を果たし、2012年に退職したスコット・フォースタール氏が証言台に立ちました。
フォースタール氏は、iPhoneでFlashが動作したら素晴らしいと考え、Flashの開発元であるAdobeを支援したものの、システムに影響を与えるFlashの性質がセキュリティ上の問題となったのに加え、iOS上で動作させてみるとパフォーマンスは散々なもので、iPhoneへの搭載は見送られた、と証言しています。
ジョブズ氏は「考えたこともない」
iPhoneが発売された当時、Flashは世界的に広く普及した技術だったため、iPhoneやiPadでFlashが動作することを望む声が多かったのは事実です。
スティーブ・ジョブズ氏は、Flashよりも高性能で高効率なHTML 5のほうが将来性があると語り、iPhoneへのFlash搭載は考えたこともない、と可能性を完全に否定していました。
Flashは、2020年末をもってサポートが終了しています。
iMessageのAndroid対応計画も明らかに
AppleとEpicの訴訟では、Appleのインターネット・ソフトウェア・サービス担当上級副社長であるエディ・キュー氏が2013年に、iMessageをAndroidに対応させるべきだ、と主張していたことも明らかになっています。
Source:9to5Mac
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-364206/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania