Appleは、同社2021年度第2四半期(2021年1月〜3月)の業績を発表しましたが、iOS14.5から導入された「アプリのトラッキングの透明性」(ATT)についても触れており、“すさまじい”反応がある、とコメントしています。
トラッキングを許可するか否かを選択可能に
今週iOS14.5がリリースされましたが、新たに導入された新機能のひとつに「アプリのトラッキングの透明性」が挙げられます。
アプリを開くと、「(アプリ名)が他社のAppやWebサイトを横断してあなたのアクティビティを追跡することを許可しますか?」という質問が表示され、ユーザーは「トラッキングしないように要求」か「許可」するかを選択することができるようになりました。
ATTは消費者の立場に立って作った新機能
2021年度第2四半期の業績報告の中で、Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)は、ATTはユーザーに焦点を当てた機能であり、プライバシーについてユーザー自身に決定権を与える機能である、と説明しています。
多くの人々は、トラッキングされたいか、されたくないか、自分で決めるべきだと考えている。
クックCEOは続けて、「消費者を代表して立ち上がっている」とも述べており、これまでのATT導入へのユーザーの反応は「すさまじい」とコメントしています。
ガイドラインも改訂
ATTの導入にあわせて、Human Interface Guidelinesも更新されており、新たに“ユーザーデータへのアクセス”という項目が設けられています。
新ガイドラインによれば、ATTに関してアプリがやってはいけない4つのことがあるとのことで、違反したアプリにはApp Storeからの取り下げ措置がとられる可能性が指摘されています。
Source:AppleInsider
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-364495/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania