株式会社Mobility Technologies(MoT)の展開するタクシーアプリ「GO」が、Googleマップに表示されるようになりました。これによりユーザーは、Googleマップで経路検索をした際に表示されるアイコンから「GO」を起動し、出発地・目的地の入力なしでタクシーを呼ぶことができるようになります。
さまざまな機能でスマートな移動体験
まずはじめに、「GO」について少し紹介しておきましょう。
同アプリは、タクシーアプリ「JapanTaxi」と「MOV」を統合し、2020年9月にリリースされました。全国約10万台のタクシーと提携し、ユーザーの乗車位置に最も近い1台を配車することが可能です(「今すぐ呼ぶ」の場合)。また、最短25分~7日以内で事前に配車予約しておけば、AIが自動でタクシーを手配してくれる「AI予約(旧 希望の日時に呼ぶ機能)」、車両タイプの指定ができる「サービス指定」、あらかじめ料金がわかる「事前確定運賃」など、配車段階で使えるさまざまな機能が特徴といえるでしょう。
もうひとつの大きな特徴がキャッシュレスかつタッチレスな決済方法。アプリにクレジットカードなど事前登録しておくと、到着後の支払いやドライバーとのクレジットカードなどのやり取りが不要となります。このアプリ決済は、アプリ経由で配車した場合はもちろん、乗り場や道から乗車した際も、車内のタブレットで実行することが可能です。
Googleマップへの対応でどうなる?
このプロセスをさらに簡単・便利にしてくれそうなのが、このたびのGoogleマップへの対応。ユーザーがGoogleマップで目的地までの経路検索を行い、「車」「徒歩」「電車」などの移動手段のカテゴリから「タクシー」を選択すると「GO」を起動するアイコンが表示されます。そこをタップすると、すでに乗車位置と目的地が入力された状態で「GO」が開くというわけです。
あとは、必要に応じて先述の「サービス指定」や「事前確定運賃」などの機能使い、これまで通りに配車依頼をするのみ。このGoogleマップへの対応は、 2021年4月末時点で「GO」が展開する全国18エリアで利用可能とのことです。
(文・Higuchi)
- Original:https://techable.jp/archives/153878
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口