Appleは、AirTagをリセットする方法を公開しました。他の人が使っていたAirTagを使う場合で、前の持ち主によるAirTagの削除が完全に行われていない場合に必要となります。盗まれたAirTagが勝手に使われないか、検証もしてみました。
AirTagの削除が正常に完了しなかった場合に必要
Appleの紛失防止タグAirTagは、iPhoneで簡単にセットアップできるだけでなく、使わなくなった場合も「探す」アプリから削除できます。
通常なら、持ち主がAirTagをApple IDから削除すれば、他の人がAirTagをアクティベートして使用できるようになります。
しかし、Appleが公開したサポートドキュメント「AirTagをリセットする方法」によると、AirTagを削除した人がAirTagのBluetooth通信範囲内にいなかった場合、次の人がそのAirTagを使うには、AirTagをリセットする必要があります。
AirTagのリセット手順
Appleが公開した、AirTagをリセットする方法は以下のとおりです。
- AirTag の光沢があるステンレススチール製のバッテリーカバーを押し下げ、反時計回りに回します。カバーが回らなくなるまで回してください。
- カバーとバッテリーを取り外します。
- バッテリーを取り付け直します。
- バッテリーを音が鳴るまで押し下げます。
- 音が鳴り終わったら、バッテリーを外して再び取り付ける作業をさらに 4 回繰り返し、最後に、音が鳴るまでバッテリーを押し下げます。バッテリーを押すたびに毎回音が鳴るはずです。合計で 5 回音が鳴ることになります。
- カバーの 3 つの爪の位置を AirTag の 3 つの溝に合わせて、カバーを元通りに取り付けます。
- カバーを音が鳴るまで押し下げます。
- カバーを時計回りに回します。回らなくなる位置まで回してください。
筆者が試したところ、ステンレス製のバッテリーカバーを外した状態でも、AirTagから音が出ることを確認できました。
盗まれたAirTagを誰かに使われないか?検証してみた
この手順を使うと、盗まれたAirTagが誰かに使われてしまうのでは?と気になったので、AirTagを削除しないまま(筆者のアカウントに接続されたまま)で上記の手順を試し、家族のiPhoneに近づけたところ、AirTagを認識しました。
しかし、セットアップしようとすると「このAirTagは別のApple IDに接続されています」と表示され、先に進むことはできませんでした。
AirTagが盗まれても、誰かに勝手に使われてしまうことはないようです。
Source:Apple
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-365002/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania