新型コロナウイルスによる影響でChromebookの勢いが止まりません。2021年第1四半期(1月~3月)のChromebookの出荷台数は前年同期比で357.1%増と大幅な成長を見せました。台数としても四半期として初めてiPadの出荷台数を超えています。
357.1%の成長を見せたChromebook
調査会社のIDCによると、2021年第1四半期に出荷されたChromebookは1,300万台で、前年同期の280万台から大幅に増加しました。成長率としては357.1%増です。
メーカー別ではHPが33.5%と最も高いシェアを持っており、前年同期比で633.9%増と驚異的な成長でした。
新型コロナウイルスの影響で、自宅で勉強や仕事をするのが当たり前になったため、Chromebookがよく売れたとみられています。
iPadの出荷台数を超えたChromebook
一方、2021年第1四半期のAppleのiPadの出荷台数は1,270万台でした。
これは、Chromebookの出荷台数が四半期として初めてiPadの出荷台数を超えたことを意味します。
IDCによると、多くの教育市場においてChromebookがタブレットにとって代わったことは間違いないとしています。
しかしながら、タブレット端末全体の出荷台数から比べるとChromebookの出荷台数はまだまだ少なく、1/3以下です。
教育市場ではChromebookが強いものの、消費者市場においては競合するノートPCやiPad、Galaxyデバイス、Fireタブレットなどのタブレット端末が強い存在感を示しているため、まだまだChromebookは十分に食い込めていません。
Source:IDC via AndroidCentral
(ハウザー)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-365160/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania