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中国人男性、Huaweiパネルの不正販売で数千万円の賠償

Huaweiの5Gスマホの画像
 
HuaweiHonorのロゴ入りパネルを大量入手し、スクリーン用の部品と組み合わせて加工、正規のパネルかのように不正販売していた男性が、中国で計106万元(約1,800万円)の民事賠償を命じられました。

すでに刑事事件で懲役3年半

中国メディアの報道によると、男性は少なくとも2018年5月から、HuaweiHonorといったブランドのロゴがついているパネルや背面ガラスを入手し、パーツとつなぎ合わせて加工、「萱萱数码1」「爱尚薇尔」といったオンライン上の複数ショップで、正規ブランドかのように不正販売を行っていました。
 
しかし悪事は続かないもので、深センの司法当局は男性を刑事事件として起訴、商標を偽装した罪で3年6カ月の懲役と、120万元(2,030万円)の罰金が科されました。さらに2021年4月、今度は権利を侵害されたHuaweiが原告となり、同男性に対して民事訴訟を起こします。

民事でもHuaweiへ賠償命じられる

Huaweiは所有する複数の商標権が不当に侵害され巨額の損失を被ったと主張、50万元(約840万円)の損失分補てんと賠償金を請求していました。審議の結果、被告の男性は平均153.02元(約2,588円)で14,139件のパネルを販売し、2,165,871.11元(約3,700万円)の収益を上げていたことが分かりました。ここから1枚あたり20元(約320円)相当の利益が侵害されたとして、裁判所は計282,780元(約480万円)の損失が起きたと認定しました。
 
先述したように刑事訴訟ですでに120万元の罰金が科されていることや、被告が罪を認めて反省していることなどを踏まえ、裁判所は賠償金として損失分の2倍に相当する565,560元(約960万円)が賠償金に相当すると判断、原告であるHuaweiの主張していた50万元(約840万円)と合わせ、合計106万元の支払いを被告に命じました。
 
偽のスマートフォン販売と異なり、パネル販売であれば目をつけられにくいと思ったのかは分かりません。しかし刑事と民事の両方で罰金を科され、懲役刑までもが待ち受けていたことを思うと、あまりにも割に合わない仕事だったと言えるでしょう。なお、Appleも最近はAirPodsの偽物に悩まされていることが分かっています。
 
 
Source:新浪科技
(kihachi)

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