株式会社東京フォト委員会は、写真と現代アート専門のNFTアートプラットフォーム「HYPER EDITION」を設立。5月開催のプレセールを経て、6月にはNFTによる記録管理システムを実装させたプラットフォームをリリースする予定です。
混沌としたデジタルアート市場に「HYPER EDITION」誕生
投機目的で市場が盛り上がっている現在のデジタルアート市場。2020年7月頃から、NFTアートの取引も行われるようになりました。NFTとはブロックチェーン上で記録される非代替性トークン(証)のこと。画像や映像ファイルをNFT化することで、オンラインで個別にデータ管理をすることが可能です。
NFT化することで、期待されることとしては、
・オリジナリティー(固有性)やオーセンティシティー(正統性)の認証
・ 所有権とその移転記録が可能
・ 改ざんすることが不可能
が挙げられます。
また、NFTアート作品は、プライマリーマーケット(作家から購入者へ)と、セカンダリーマーケット(再販市場)での売買が可能。セカンダリーマーケットでは、従来のアートマーケット同様、作品の価値が上がることが期待され、NFTアートはデジタル資産としても注目されているのです。
しかしながら、NFTアートのためのクオリティーの高さが担保されていないなど、鑑賞者と出品者の双方が安心して楽しめるプラットフォームが未だ存在しないのがマーケットの実情です。
HYPER EDITIONは、作家やコレクターの要望を取込み、優れたアート作品のNFT化を推奨し、長期にコレクションを楽しめるプラットフォームを開発。例えば、出品者のスクリーニングやアートギャラリーとの協業を基調とするクオリティーの担保、アート作品のデータ保全や、デジタル作品の複製・違法利用を防止するための最新テクノロジーを導入するなど、様々な取組みを実施。NFTアートのプラットフォームでは珍しい、現金やクレジットカード決済も予定しています。
SNS上に溢れた画像とは異なる世界観を
公式サイト上では、HYPER EDITIONの想いが画像と文字によってクールに、そして熱く表現されています。出品に興味のあるアーティストの方は、サイトから申し込むことが可能です。
HYPER EDITIONの公式サイトはこちらから。
SNS上に溢れた画像とは異なる世界観と、質の高い作品の世界を楽しめるHYPER EDITION。多くの人が気軽に写真を撮り、ワンクリックでシェアできる時代だからこそ、その違いを実感できるはずです。
(文・和泉ゆかり)
- Original:https://techable.jp/archives/153948
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:izumiyama