配線が一切ない完全ワイヤレスイヤホンは在宅勤務やオンライン授業の普及により人気を集めており、2021年には33%の成長が見込まれているそうです。しかしながら、その成長は低価格帯から中価格帯の完全ワイヤレスイヤホンによってもたらされており、Appleのシェアは低下すると見込まれています。
2021年に33%成長すると予測される完全ワイヤレスイヤホン市場
調査会社のCounterpointによると、2020年の完全ワイヤレスイヤホンの出荷台数は予想をわずかに上回る2億3,300万台でした。これは前年比で78%増の大幅な伸びであったとのことです。
2021年はさらに市場が成長し、前年比33%増の3億1,000万台に達すると予想されています。
シェアトップは2021年も変わらずAppleであるとの見込みです。
しかしながら、出荷台数の伸びは在宅勤務やオンライン授業の普及によるもので、そのために低価格帯から中価格帯の完全ワイヤレスイヤホンの比率が高まっているそうです。このため、Appleのシェアは2020年の31%から2021年には27%に落ちると予測されています。
Appleの新型AirPodsに期待
2021年の完全ワイヤレス市場で最も期待されているのは、2年ぶりにAppleが発表すると見込まれている新型AirPodsです。
このAirPodsが2021年第4四半期(10月~12月)から翌年にかけて、完全ワイヤレスイヤホン市場の最大の原動力の1つになると予想されています。
また、新型コロナウイルスのワクチン接種により消費者心理が改善されると、市場の焦点は徐々に中高価格帯の製品に移っていくことが見込まれています。
Source:Counterpoint via Gizmochina
(ハウザー)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-365950/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania