SpaceX(スペースX)は、ブロードバンドインターネット衛星のStarlink(スターリンク)60基を追加で打ち上げた。その日はまさしく「Star Wars Day(スター・ウォーズ・デー)」であり、同社最後の打ち上げからわずか5日後だった。これで同社は2021年3月始め以来420基のStarlink衛星を打ち上げた。おそらくこの数字にSpaceXのCEOは気づいていない、なぜなら知っていればツイートしていたに違いないから。
打ち上げはフロリダ州ケープ・カナベラルで東海岸時刻午後3時01分(日本時間5月5日午前4時1分)に行われ、再利用されたそのFalcon 9ブースターロケットは過去8回飛行している。今回もブースターは大西洋に浮かぶドローン・シップに軟着陸し、SpaceXの再利用飛行プログラムのブースター回収で2021年3月に打ち立てられたばかりの記録に並んだ。これは同社にとって115回目のFalcon 9打ち上げだ。
SpaceXは、ブロードバンドサービスのために衛星群との信号送受信に使用されるStarlink消費者向けハードウェアに関する最新データも公開した。同社はこのサービスの事前予約を「50万件以上」受けつけた。予約にはハードウェアの前払金が必要だ。
この強い需要は、Starlinkの受注残がなぜあんなに多いのか説明している。同サービスを利用したい顧客は、SpaceXのStarlinkウェブサイトに登録し、Starlink受信機、ルーター、電源、自宅に設置するためのマウントが含まれているキットを予約注文する。
現在同サービスは、オーストラリア、ニュージーランド、英国、メキシコ、米国、およびカナダ6カ国のベータ版ユーザーに提供されているが、目標は提供範囲を拡大し、2021年末までにほぼ全世界でサービスを利用できるようにすることで、2021年いっぱい何回かの追加打ち上げが予定されている。
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タグ:SpaceX、Starlink
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(文:Darrell Etherington、翻訳:Nob Takahashi / facebook )