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ハンモック泊にチャレンジするなら知っておきたいアイデアグッズ

ハンモック泊が注目されています。

地面の冷たさやデコボコなんて関係なし。マットやコットにはない極上の寝心地に、イベントや店頭で体験をするとあっという間にファンになります。

ところが、自分でハンモックを木に取り付けるのは簡単なんですが、上にタープを掛けるときにいいバランスにならず、こっちがはみ出て修正したら今度はあっちがはみ出た…なんて感じにモタモタ。

簡単だけど面倒くさいのが現実です。

そんな、ちょっと不器用で面倒くさがりな人にこそ使ってほしいアイデアグッズを見つけました。
 

■タープ&ハンモックの設営が劇的に簡単に!

(写真左)ダッチウェア・ギア「チタニウム・ダッチ・クリップ」(2個セット3960円)
(写真右)ハイランドデザイン「ピッチング・コード・キット 」(2組セット1650円)

「チタニウム・ダッチ・クリップ」は1個7.5g、「ピッチング・コード・キット 」は26g。超軽量ですが、この組み合わせでタープ&ハンモックの設営が衝撃の速さで完了します。

「チタニウム・ダッチ・クリップ」は文字通りクリップで、幅が狭い方に木を保護するための幅広テープ(ツリーハガーなどと呼ばれています。幅2cm以上のテープで、短期間のハンモック泊であれば木への負担が少ないとされています)の端を通しておき、幅が広い穴に引っ掛けます。

大抵のツリーハガーは片側がループになっていて、木に巻き付けたあともう片側の端っこをループに通すのですが、これが長くて毎回軽くイラッとするんです。

でも「チタニウム・ダッチ・クリップ」を使えば、ループに通すことなく引っ掛けるだけ。これはスゴイ!

あとはハンモックのウーピースリング(特殊な編み方をしていて、引っ張るだけで無段階に長さを調節できるロープ)やデイジーチェーンのループを調整して木と木の中間になるよう調節します。

「ピッチング・コード・キット 」も片側がクリップになっていて、木に回しかけたあとはクリップでほどよい場所にとめられます。

軽量タープであれば木への負担はありませんが、不安ならハンモックと反対側に布を当てておくといいですね。

タープ側は自在金具になっているので、ハンモックの位置にあわせて自由に長さを調整できるというわけです。

ハンモックとタープの位置がうまく決まらず、ま、いっか…と妥協することが一度や二度ではありませんでしたが、これなら不器用でイラチな人も諦めることはありません。

>> Hiker’s depot

 

■木を友だちと共有できる技あり小物

eno「フューズ タンデム ハンモック システム」(5280円)

▲ハンモックはどちらもeno「ダブルネスト ハンモック プリント」(1万450円)

ハンモック泊は楽しいのですが、家族と隣同士に眠ることができません。ハンモックの寝心地は求めたいけどひとりは寂しいと感じる人、子どもはそばで寝させたいと思う人もいるでしょう。

eno(イーノ)「フューズ タンデム ハンモック システム」を使うことで2本の同じ木を使ってハンモックを2つ並べられるようになるので、親子やカップルで仲良くすごせます。

ふたつのハンモックを同じ木に取り付けただけだと、このようにピタッとくっつきます。これはしょうがない現象です。

「フューズ タンデム ハンモック システム」は両側にカラビナが付いていて、これを各ハンモックの端っこに取り付けるとずれることなく距離をとるという至極シンプルなシステム。ちなみに、木への取り付けに使用しているのは、輪っかの位置によって調節しやすいENO「アトラス サスペンション システム」(3520円)です。

重量はわずか283gのただのアルミ棒ですが、耐荷重はハンモックひとつあたり113kg。重量級の人が乗ってもしっかり距離を取ってくれます。

タープは1張りで済むし、ハンモック向きの木をもう1組探す手間がなく、設営のスピードアップにも役立ちそう。

ただ、片方がハンモックを降りると、当然ですがもう片方のハンモックがぐんと下がります。片方だけがのっても地面に着かないよう調整し、ハンモックから降りるときは声をかけないと喧嘩の種に発展するかも。気をつけて。

そしてこれはアウトドアショップ「Hiker’s depot」で教わったのですが、ひとりでも片側を荷物置き場にするなんていう贅沢な使い方もできます。

>> eno

*  *  *

ハンモックには他にも、道具を吊るすための小物、虫よけのメッシュ、冬キャンプのためのブランケットなどいろいろなアクセサリがあります。

ハンモック泊は発展途中のスタイルなので、今後もアイデア小物が登場する予感大。使っているうちに便利道具を発明…なんてことも夢ではありません。

面倒そうだからとあきらめず、ハンモックにチャレンジしてみませんか。

 

<取材・文/大森弘恵 写真/田口陽介>

大森弘恵|フリーランスのライター、編集者。記事のテーマはアウトドア、旅行、ときどき料理。Twitter

 

 

 

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