Googleは、「Google Play」で配信されるAndroidアプリに対して、データ収集に関するプライバシー情報を開示することを2022年第2四半期までに義務化する、と発表しました。iOS14.5での「アプリのトラッキングの透明性」の導入を受けての動きとみられています。
Androidでもトラッキングの透明性が向上
Googleは現地時間の5月6日、Android開発者サイトの公式ブログで、Appleと同様のデータ収集に関する情報の開示を義務化する意向を明らかにしました。Androidユーザーは、2022年1月〜3月にGoogle Playで新たな安全性セクションを目にすることになりそうです。
Androidユーザーのデータ収集に関する透明性向上の動きは、Appleの2020年のプライバシーラベル表示を模倣している、とBloombergは伝えています。AppleはiOS14.5から「アプリのトラッキングの透明性」を新たに導入しており、パーソナライズされた広告のためのトラッキングを許可するかどうかユーザー自身が選択可能となっています。
広告収入を守りながらプライバシーを高める方法を模索
Google自身、収益の多くを広告収入から得ていることもあり、データ収集とアプリをまたいだトラッキングを抑えながらも、広告収入を守ることができるような方法を模索しているとのことです。
Google Playの安全性セクションでは、収集されるデータが暗号化されているか、Googleの家族と子どものポリシーに沿っているか、ユーザーがデータ共有を拒む選択肢があるか、誤ってアプリをダウンロードしてしまった場合データ削除を要求できるか、などの項目が含まれる見通しです。
Appleの「アプリのトラッキングの透明性」のプロンプトでは、米国ユーザーのほとんどが“追跡をしない”を選択する傾向があることがわかっています。広告収入を守りたいGoogleが、今度どのようにGoogle Playの安全性セクションを実装するかに注目が集まっています。
Source:Google via Bloomberg
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-367054/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania