Appleが現地時間2021年5月13日、米国特許商標庁(USPTO)にて、Apple Watchで機械学習(ML)を使ったジェスチャー認識・操作を可能にする特許を取得しました。
複数のセンサーからの入力をMLで処理
Appleが今回取得した特許は、Apple Watchに複数のセンサーを搭載し、MLベースでジェスチャーを認識、それに対応する動作が行われるようにするものです。
搭載するセンサーには、脈波検出センサー、モーションセンサー、光学センサー、音響センサーなどが想定されており、それぞれが単独もしくは連携して、ユーザーのジェスチャー動作を認識します。
センサーからの入力信号はMLにかけられた後に、Apple Watchで指定された動作が行われます。
センサー入力とML処理フローを説明した画像
下記図表3には、ジェスチャー検出機構が、左側に記載されたセンサーからの入力を中央のMLモデルで処理し、右側のジェスチャー操作として出力する様子が記載されています。
図表4Aにはセンサー配置例、4Bにはセンサー入力信号例が記載されています。
Appleが今回取得した特許は、研究開発目的で行われたものであり実製品に搭載されるか、搭載されるとしてもいつになるかは不明です。
Apple Watchがジェスチャー操作に対応すれば、手が汚れている場合の操作に有益そうです。
Source:USPTO via Patently Apple
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-368094/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania