【特集】趣味時間傑作ヒットモノ最前線
Wi-Fi 6を使うには、ルーターだけでなくパソコンやスマホもWi-Fi 6に対応する機器が必要。Wi-Fi 6対応パソコンやスマホは今では珍しくなく、続々と登場している。もし今買い替えるなら、できればWi-Fi 6対応製品を選びたいところだ。今回はデジタル系ライターの田代祥吾さんのコメントともに、Wi-Fi 6対応のスマホとPCを紹介しよう。
PC周辺機器メーカーから日経WinPC編集部を経て独立。現在はフリーライターとして、雑誌やWEBでパソコン・スマホ関連の記事を執筆する。クルマやサブカル系にも強い
■スマートフォン
スマホでWi-Fi 6を活用すると動画視聴が快適に。さらに、通信速度の向上に加え、省電力機能によりバッテリーの持ち時間が長くなるメリットもある。スマホは対応機器が多く、iPhoneは2019年発売のiPhone 11シリーズ以降のほとんどで利用できる。一方、Androidは2020年の春以降に発売された、ミドルクラスからハイエンドクラスの5G対応製品の一部で活用できる。格安スマホのWi-Fi 6対応はほとんどなく、これからになるとみられる。
1. iPhoneは現行全モデルがWi-Fi6に対応!
アップル
「iPhone 12」(本体価格:9万4380円~)
5.4型のiPhone 12 mini、6.1型のiPhone 12、iPhone 12 Pro、6.7型iPhone 12 ProMaxの現行4機種すべてWi-Fi 6に対応しています(田代さん)
2種類の標準モデルに加え、カメラの性能を重視した2種類の高性能モデルを用意。Wi-Fi 6だけでなく高速携帯通信5Gに対応し、通信機能は充実。ワイヤレス充電として新たに「MagSafe」に対応し、対応充電器を背面に貼り付けるだけで簡単に充電できて便利。
2. 高性能カメラを搭載し動画撮影に優れる
サムスン
「Galaxy S21 Ultra 5G」(本体価格:15万1272円)
Galaxy S21シリーズは6.2型のGalaxy S21 5G、6.7型のGalaxy S21+ 5G、6.8型のGalaxy S21 Ultra 5G の3機種すべてWi-Fi 6に対応(田代さん)
Galaxy S21 Ultra 5Gは超広角レンズを始めとする4つのカメラを搭載し、8K動画の撮影にも対応。AIによる補正が充実しており、手振れを軽減した映像を手軽に撮影できる。専用ペンによる書き込みも可能で、ビデオ編集やイラスト作成といった作業もしやすい。高速携帯通信5Gにも対応する。
3. トリプルレンズのフリップカメラで高画質な自撮りが可能
ASUS
「ZenFone 7」(本体価格:8万3380円)
カメラのギミックが革新的。ZenFone 7と上位機種のZenFone 7 ProともにWi-Fi 6や高速携帯通信5Gに対応しています(田代さん)
3つのレンズを搭載したカメラ部分をワンクリックで表側に回転させられる機構を備え、自撮りでも背面カメラと同等の機能を利用できる。超広角レンズのため大人数での記念撮影などもしやすい。さらにマイクを3つ搭載しており、動画撮影時に高音質な録音もできる。
4. 一眼カメラ並みの撮影機能を誇る
ソニー
「Xperia 5 II」(本体価格:9万9000円~)
Xperia 5 IIのほかに、先日発表されたXperia 1 IIIやXperia PROといった機種もWi-Fi 6を採用。シリーズ内で対応製品が多い(田代さん)
ZEISSレンズを採用した3つのカメラを搭載し、リアルタイム瞳AFやAF/AE追従高速連写など、同社のデジタル一眼カメラで培った本格的な撮影体験を実現。リフレッシュレート120Hz駆動の有機ELディスプレイにより、動きの速いゲームも滑らかな動きで楽しめる。
■ノートPC
パソコンでWi-Fi 6を活用すると、ネットの閲覧やデータのダウンロードなどが速くなり、4Kのストリーミングも途切れることなく再生できる。通信量が多くなるオンライン会議でも、通信に余裕ができる。2020年秋モデル以降の新製品であれば、多くのパソコンがWi-Fi 6に対応しており、ハイエンドだけでなく低価格帯でも対応製品がある。なお、2021年4月下旬現在非対応の既存のパソコンをWi-Fi 6対応にするのは難しい。
5. 最新CPUを搭載し性能と動作時間が向上
マイクロソフト
「Surface Laptop 4」(12万8480円~)
画面サイズが13.5型と15型があり、搭載ストレージの違いで15種類もラインナップがあります。その全モデルがWi-Fi 6に対応(田代さん)
性能を大幅アップしながら価格を抑えた最新モデル。画面比率3:2のタッチ対応の縦長画面を採用しており使いやすい。ボディは軽量で強固なアルミニウムを採用。パームレストに布地を用いたモデルも展開。また、CPUはIntelとAMDの両モデルから好みや用途で選べる。
6. 高速SSD搭載でコスパ最強!
マウスコンピューター
「mouse B5-R5」(8万7780円~)
8万7780円と低価格ながら、高速なSSDを搭載しています。Microsoft Office Personal 2019搭載モデルもあり、どちらもWi-Fi 6に対応(田代さん)
家庭内の移動などを考慮し、薄型で軽量な筐体を採用している。ノートパソ
コンとしては拡張性が高く、直販サイトではSSDやメモリーの容量の追加、データ保存用のHDDやLTEの通信機能の有無など、パーツ構成を変えて注文でき、自分好みにカスタマイズしやすい。
7. 質実剛健ボディで1kg以下と軽い
レノボ
「ThinkPad X1 Nano」(19万2280円~)
ThinkPadシリーズ史上最軽量で、重量は1kg以下。ほぼA4サイズで小さいカバンにも収納しやすいですね。Wi-Fi 6には全モデルが対応しています(田代さん)
落下テストや気温・気圧の変化、信号やディスプレイ部の開閉耐久性など、実際の使用状況に即したさまざまな品質チェックを実施した強固なボディが特徴。Wi-Fi 6に加え、携帯電話通信(5G)に対応したモデルも展開。Dolby Atmosのステレオスピーカー搭載という点も見逃せない。
8. 最新端子を搭載し動作時間も長い
アップル
「MacBook Air」(11万5280円~)
従来機種よりCPUは最大3.5倍、グラフィックスは最大5倍の高速なApple M1チップを搭載しています。MacBookは全モデルWi-Fi 6対応(田代さん)
低消費電力動作が特徴で、インターネット閲覧で最大15時間、動画再生で最大18時間稼働する。最大転送速度が40Gbpsと高速な最新規格USB4端子を2個も持つため、高速な周辺機器も接続しやすい。ファンレスで動作音がほとんどせず、静かな場所でも使いやすい。
※2021年5月6日発売「GoodsPress」6月号32-33ページの記事をもとに構成しています
- Original:https://www.goodspress.jp/features/373875/
- Source:&GP
- Author:&GP