現代の必須ツールとなったZoomですが、単なるミーティング以上の機能を今夏導入します。主催者が予定している全イベントをリスト表示したり、イベント参加のための有料チケットを発行したりと、イベント管理ハブとして機能する「Zoom Events」です。
イベントの収益化に貢献
有料のオンラインクラスをZoomで展開する場合、大半のユーザーは別のサービスを使って参加者にイベントを告知し、そして参加代金を回収しています。そうした作業の全てZoomで行えるようにするのがZoom Eventsです。イベント開催に関するあらゆる作業を行えるオールインワンのプラットフォームとなります。
イベント開催者にとって最も魅力的なのがおそらくチケット発行機能でしょう。手間が省け、また収益化しやすくなりそうです。もちろん無料のイベントでもZoom Eventsは使えます。
広く参加を募ることも
イベントの案内や参加者のイベントへのアクセスなども1つのポータルからコントロールできるのもZoom Eventsの特徴です。たとえば、定期的にオンラインクラスを開催している場合、今後の予定などを案内できす。
イベントをメンバーと共有するのはもちろん、たとえば一見さんオーケーのイベントであれば、掲示板に情報を出して参加を広く募る、ということも可能です。
また主催者はイベントの出欠状況や売上高といった統計を追跡できます。こうしたデータを分析することで、たとえば曜日や時間帯など参加状況を左右する要素を見つけ出して参加増へとつなげられそうです。
Zoomは昨秋から似たような機能のOnZoomのベータ版を一部の零細事業者に提供してきましたが、こちらはZoom Eventsに統合されるとのことです。
Zoom Eventsは今夏から有料顧客のみが利用できます。無料ユーザーを有料サービスへと誘う、パンデミックが収束した後のZoomの収益確保策ともいえそうです。
(文・Mizoguchi)
- Original:https://techable.jp/archives/154910
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:mizoguchi