米国による制裁により、HuaweiとHonorのスマホ事業は大きな煽りを受けており、中国スマホ市場のブランドシェアが著しく変化しています。2021年第1四半期(1月〜3月)に最も売上を伸ばしたのはrealmeで、前年同四半期と比べて451%増となったことが明らかになりました。
realmeはOppoやXiaomiを寄せ付けず
調査会社Counterpoint Researchによれば、2021年第1四半期に中国スマホ市場で最も売上を伸ばしたのはrealmeであったことがわかっています。realmeは市場シェアでは国内7位でしたが、売上は前四半期比で82%増となっており、Oppo(42%増)やXiaomi(35%増)を寄せ付けませんでした。
ローレンジおよびミッドレンジデバイスが主戦場に?
Counterpointのシニア・アナリストのヤン・ワン氏いわく、realmeの成功は効果的なマーケティング戦略が鍵であったとのことで、コスト意識の強いZ世代をターゲットとし、150ドル〜250ドル(約1万6,300円〜2万7,200円)の低価格帯のQ2、V3、V5、V15シリーズを多く売り上げたとされています。
これらのローレンジおよびミッドレンジデバイスの売上増加により、中国スマホ市場の平均販売価格(ASP)は今後200ドル(約2万1,800円)を切る可能性があり、150ドルを下回ることも予想範囲内であるとのことです。
次の数四半期はローレンジおよびミッドレンジセグメントが主戦場となる、というのがワン氏の見方です。realmeはすでに多くの廉価デバイスを販売しているため、競争上の優位性を持っているとされています。
Source:Counterpoint Research via Gizmochina
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-369546/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania