【特集】コーヒーメーカーの最新結論
カプチーノなどミルクメニューを楽しみたいなら、エスプレッソマシンの導入を検討したい。ドリップコーヒーとは異なる抽出方式をチェックしよう。
■抽出圧力をかけられるかが重要
堀口珈琲の小川さんに、エスプレッソマシンの選び方を伺った。
「まずは9気圧の抽出圧力がかけられるかチェック。圧力をしっかりかけることで短時間の抽出でもしっかりとアロマ、ボディ感が出て、コーヒーのおいしさが凝縮されたエスプレッソを作れます。家庭用のマシンはコーヒー抽出とミルクスチームが同時にできないため、起動時間だけではなく、抽出からスチームの切り替えにかかる時間が短いかどうかにも注目を。スチームの圧力が強いほど早くミルクが温まり、濃厚で滑らかなスチームミルクになります。また、細挽きの豆は劣化のスピードが非常に早いので、エスプレッソ挽き(極細挽き)に対応したグラインダーがあると最強です」
堀口珈琲抽出セミナーの責任者を務めた後、2020年オープンの堀口珈琲OtemachiOne店の店長に就任。店舗設置の高性能ドリップマシン「SERAPHIM」の味作りにも関わる
1. 1杯ずつ豆から挽き立て。スタイリッシュでモダンなマシン
デロンギ
「マグニフィカS スマート 全自動コーヒーマシン ECAM25023SB」(実勢価格:9万8780万円前後)
7段階に挽き分けるコーン(コニカル)式グラインダーで、エスプレッソに最適な均一で細かなパウダー状に粉砕。一杯淹れるごとに豆を挽き、絶妙なタンピング、最適な圧力で抽出する。W238×D440×H350mm、容量:1.8L
2. イタリアらしいデザインとコンパクトなフォルム
フジ産業
「GAGGIA BESA NAHD8651」(5万9950円)
マシンが最適なコーヒー豆量を自動調整。抽出前にコーヒー粉末を蒸らすことで、エスプレッソ本来の香りを引き出す。消音性と耐久性のある特殊セラミック製フラットグラインダーを搭載。W295×D420×H325mm、容量:1L
3. 世界のトップバリスタも注目!手動で9気圧を実現
Flair Espresso Japan
「エスプレッソメーカー The NEO」(2万3078円)
完全手動のエスプレッソメーカー。贅沢な苦味と濃厚なコク、豊かな甘みが楽しめる本物のエスプレッソを抽出。湯の流量を制御することで、多少、豆の粒度が粗くても淹れられる。一般販売は5月下旬(予定)。総合圧力計キットをセット。
4. 豆は挽き立て!抽出ごとに浄水!スイス発の美麗マシン
ブルーマチックジャパン
「JURA ENA 8」(18万4800円)
煌めくクリスタルカラフェにインスパイアされた円筒形の水タンクが美しい、スイス発のプレミアムマシン。アロマを逃さない高速グラインドと、独自技術のパルス抽出プロセスを搭載。W271×D445×H323mm、容量:1.1L
※2021年5月6日発売「GoodsPress」6月号116-117ページの記事をもとに構成しています
<取材・文/嶺月香里>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/375330/
- Source:&GP
- Author:&GP