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Facebook、新型コロナ「人工ウイルス説」を削除しないと表明、研究所流出説を視野

Facebook
 
海外メディアは5月28日、Facebookが新型コロナウイルス感染症の「人工ウイルス説」に関する投稿を、削除対象から除外するよう方針転換を行ったと報じました。

人工ウイルス説の投稿を容認

海外大手メディアのReutersによると、Facebookの広報担当者は「新型コロナウイルスの発生源について、現在継続して行われている調査や公衆衛生の専門家への相談結果から、今後はウイルスが人工的な物であるとの投稿を削除しない」とコメントしました。
 
Facebookは、同社のポリシーにおいて、新型コロナウイルス感染症やワクチンに関する有害なコンテンツや虚偽情報を削除すると定めています。2020年12月には、ワクチンに関する誤情報は即時削除すると表明していました。

研究所からの流出説

米国のバイデン大統領は現地時間5月26日、新型コロナウイルス感染症に関する声明を発表し、ウイルスの発生源について「動物からの感染」と「研究所の事故による流出」の可能性があると情報機関から報告を受けていることを明らかにしました。
 
バイデン大統領は情報機関に追加調査を行い、90日以内に報告するよう指示しており、中国に対して情報公開を行うよう求めていくと言及しています。
 
NHKによると、中国は世界保健機関(WHO)が「研究所からの流出の可能性は極めて低い」との報告書を公表しているとして、バイデン大統領の声明に対して強く反発しました。
 
Reutersによると、「武漢のウイルス研究所の3人の職員が2019年11月に体調を崩していた」との極秘レポートが存在すると言われていますが、レポートの信ぴょう性は不明で、詳細は明らかになっていません。
 
Facebookの今回の方針転換は、新型コロナウイルスの「人工ウイルス説」が米国内で高まっていることが背景にあると推察されます。
 
 
Source:Reuters, ホワイトハウス, NHK
(seng)

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