最近のバイクの中には、エンジン性能だけでなく、IT技術を活用して性能を上げるモデルも増えてきました。
ヤマハから6月28日に発売される125ccクラスの原付二種モデル「NMAX ABS」(36万8500円)も、現代の基準にアップデートしたスクーターです。日本だけでなく欧州でも人気の「MAXシリーズ」の系譜にあり、排ガス規制に適合した新「BLUE CORE」エンジンを搭載。専用のスマホアプリと連携し、着信通知や燃費管理などができるという最新モデルです。
スマホに専用アプリをダウンロードすれば、車両側のメーター表示項目が追加でき、電話やメールの着信や電池残量が確認できます。逆にスマホ画面でも、エンジン回転数が表示できるほか燃費管理などもでき、オイル・バッテリーのメンテナンス推奨時期も分かります。意外と忘れてしまいがちなのがバイクを停めた場所ですが、それもアプリで最終駐車位置の確認ができるので、安心です。
新エンジンには、トラクションコントロールシステムを採用。発進や走行時に後輪空転の兆候が検知されると、点火時期・燃料噴射量を統合制御する仕組みで、濡れた未舗装路などでも快適な走行性を追求しています。このシステムは道路状況や運転者の好みにより、オン・オフも選択可能です。
さらに「Smart Motor Generator」を国内モデルとしては初採用。これは、エンジン始動用モーターとジェネレータの機能を一体化したシステムで、何が変わったかというと、スタート時の音。セルでエンジンスタートする際は「キュルキュル」という音がするものですが、このモデルはその音がなくなり、早朝や深夜でも近隣の迷惑を心配せずにすみます。
もうひとつ初採用となるのが「アイドリングストップシステム」。信号待ちなどで停車すると自動的にアイドリングを停止し、燃料消費を抑えます。スロットルグリップを回せばすぐに再始動してくれます。もちろん使いたくない場合はオフにもできるので、初めての方は慣れてから使うのもいいかもしれません。
フレームも新設計し、振動の低減を図っているほか、前後サスペンションの最適化。新軽量キャストホイール採用などで走りも追求しています。
ゆったりとしたダブルシートの下には約23Lのトランクがあるほか、DCジャック付き小物入れ、リッド(カバー)付き収納BOXなど、スクーターらしい利便性も追求。ヘルメットホルダーも2個分備えています。
最新技術を搭載しつつ、街乗りに最適な利便性を備えた「NMAX ABS」は、シルバー、グレー、マットダークグレー、マットブルーの4カラーでの展開です。
>> YAMAHA「NMAX」
<文/&GP>
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- Original:https://www.goodspress.jp/news/376318/
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