Appleの自動車開発プロジェクト「Project Titan」から、複数の管理職が最近になって退職している、とBloombergが報じています。
中心人物が相次いで退職
Bloombergによると、Appleによる自動運転車の開発プロジェクト「Project Titan」から、中心的役割を担ってきたマネージャー3人が、この数カ月に相次いで退職している模様です。
- 自動車関連のロボット技術チームを率いていたデイブ・スコット氏:Appleを退職、次世代MRIを開発するヘルスケア企業の最高経営責任者(CEO)に就任
- 自動運転の安全・規則に関するチームを率いていたジェイム・ウェイド氏:公道での自動運転の安全性に特化したスタートアップ企業Cavnueの最高技術責任者(CTO)に就任
- 数年前にAppleの自動車開発チームの編成を担当した、自動車開発の中心人物だったベンジャミン・リヨン氏:人工衛星打ち上げ企業Astraの技術責任者に就任
退職した彼らの穴を埋めるべく、Appleは再び自動車業界の専門家を引き抜くのではないか、とBloombergのマーク・ガーマン記者は推測しています。
自動運転テスト担当ドライバーは半減
「Project Titan」は、Appleのハードウェアエンジニアリング部門の代表からTeslaでの勤務を経てAppleに戻ったダグ・フィールド氏が率いた後、2020年にはGoogleの機械学習と検索部門のトップからAppleに転身したジョン・ジャナンドレア氏に交代したと報じられています。
最近になって、Appleが自動運転開発用のテスト車両の保有数を2019年の66台から68台へと微増している一方、テスト走行を担当するドライバーは2020年10月の154人から76人へと半数以下に減っていることがわかっています。
Source:Bloomberg
(hato)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania