2021年第1四半期(1月~3月)の完全ワイヤレスイヤホン(True Wireless Stereo、TWS)市場は、新型コロナウイルスによる経済の落ち込みにもかかわらず、前年比44%増の販売台数となりました。Appleは100ドル以上の高級セグメントにおいて57%のシェアを持ち、圧倒的な強さを誇っています。
高級TWS市場が回復
調査会社のCounterpointによると、2021年第1四半期のTWS市場は前年同期比で44%増の販売台数となりました。
地域別では、中国が最も高い伸びを示し、北米が最大のシェアを占めているとのことです。
価格帯別でみると、ここ最近は100ドル未満のセグメントのシェアが伸びていましたが、2021年第1四半期には100ドル以上の高級セグメントのシェアが46%に回復しています。
これは、市場の焦点が徐々に中高価格帯に移行し始めていることを示しています。
高価格帯セグメントではAppleのシェアが圧倒的
100ドル以上の高級セグメントにおいては、Appleが57%のシェアを獲得しています。
2位のSamsungが17%のシェアなので、Appleの強さは圧倒的です。
ただし、競争の激化と新製品の発売がなかったことから、Appleのシェアは低下しました。
今後はワクチン接種を終えた人の増加により、消費者心理がさらに改善されることが予想され、各企業は消費者の需要動向の変化に備える必要があるとされています。
Source:Counterpoint via Patently Apple
(ハウザー)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-372602/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania