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富士フイルムが不正アクセス被害、ネットプリント等は出荷遅延

富士フイルム
 
富士フイルムは6月2日、同社のサーバーに対し、外部からの不正アクセスを受けた疑いがあると発表しました。一部ネットワークを遮断し、調査を行っています。

不正アクセス被害

富士フイルムによると、6月1日深夜に、ランサムウェアによる攻撃を受けた可能性が判明し、サーバーの停止やネットワークの遮断等の対応を行っています。
 
富士フイルムは6月2日午後8時、被害の内容や範囲について調査中と発表しており、記事執筆時点において続報は発表されておらず、現在も対応中と推察されます。
 
NHKによると、富士フィルムの社内PCにランサムウェアに感染したことを示す文章が6月1日深夜に表示された模様です。

サービスに影響も

富士フイルムは6月2日、個人向けのネットプリントサービスのページにおいて、通信障害発生により商品の発送が遅延していると発表しました。
 
一部のサービスを除き、写真やフォトブック等のネットプリントの注文は可能ですが、通信障害により商品の出荷やサービスの提供が遅延しています。
 
また、「お客様サポートが受けられない状況」と表明しており、ネットプリントに関する問合せ対応等が停止している可能性があります。
 
NHKは、富士フイルムが外部セキュリティ会社と連携して情報流出の有無を確認中だと報じています。
 
個人向けネットプリントサービスを提供しているため、富士フイルムのサーバーには
、送付先住所等の個人情報が保管されていることも想定され、情報流出被害が懸念されます。
 
2021年5月には、富士通からの顧客情報の流出や、マッチングアプリから免許証情報等の最大171万件の個人情報が流出する事件が発生しており、不正アクセスによる情報流出被害が多発しています。
 
 
Source:富士フイルム(1), (2), NHK
(seng)

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