スマートフォンの普及に伴い、自宅に家庭用のブロードバンド回線を持たない人が増えているそうです。アメリカの成人の約15%がスマートフォンのみでインターネットを利用しています。
スマートフォンのみのインターネットユーザーが15%存在
この調査はPew Research Centerによって行われました。
それによると、アメリカの成人の約15%は自宅にブロードバンド回線を持っておらず、スマートフォンのみでインターネットを利用しているそうです。
そのなかには、必要なオンラインサービスはすべてスマートフォンでまかなえるので、自宅にインターネット回線は必要ないと考えている人もいます。
特に若年層でこの傾向がみられ、18~29歳の28%がスマートフォンのみを利用しているとのことです。
また、自宅にブロードバンドのインターネット環境を持っていない成人の割合は23%で、その最も大きな理由としては経済的な制約が挙げられています。
スマートフォンの普及率が上昇
この調査によると、アメリカにおけるスマートフォンの所有率は2019年の81%から85%に上昇したとのことです。
しかしながら、高齢者層や低所得層の所有率が低いことが、全体の所有率を引き下げています。
たとえば、65歳以上の成人がスマートフォンを持っている割合は過去2年で53%から61%に増加したものの、若い人々のグループよりもはるかに低い値です。18~29歳の回答者の96%、30~49歳の回答者の95%はスマートフォンを所有しています。
高年齢者層のなかでも年齢によって所有率は異なり、65歳から74歳までの成人は71%がスマートフォンを所有しているのに対し、75歳以上では43%しか持っていません。
また、3万ドル(約329万円)未満の収入の世帯に住んでいる人(76%の所有率)や、高卒以下の学歴の人(75%の所有率)はスマートフォンを所有している率が低くなっています。
Source:Pew Research Center via 9to5Mac, PhoneArena
(ハウザー)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-372912/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania